内容説明
「欠けた神を――魔神を、導きなさい」
女神アストラエラより告げられた願いを叶えるため。そして……再び世界を救うため。
かつて魔神殺しを遂げた『神殺しの英雄』山田蓮司は、何の因果か、今度は“魔神復活の旅”を始めることに。
十三人の英雄の一人『復讐者』江野宮雄一郎、『道具使い』工藤燐。かつての仲間たちとの出会いを経て、獣人や亜人の住むエルフレイム大陸へと向かう蓮司たち。しかしその渡航中、美しき魔王シェルファに襲撃され!?
「だから貴様は、何も守れぬというのだ!」
蓮司の制約を解放し、本気を出させるため。たったそれだけのために、魔王は殺戮の舞台を築き上げ――。
「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、第五章。
蓮司とエルの過去を描く書き下ろし番外編「そうして、君の名前を呼んだ」収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
16
かつて魔神殺しを遂げ、今度は魔神復活の旅を始めることになった蓮司。かつての仲間との出会いを経てエルフレイム大陸へと向かう彼らが、渡航中に美しき魔王シェルファに襲撃される第五弾。このまま冒険者となるべきか悩むフランチェスカ嬢の実家での顛末。彼女にとっては転機でしたけど、かつての仲間たちも未だ苦悩を抱えていたり、残念な感じにマイペースな人だったりと様々なんですね。蓮司に執着する魔王シェルファとの因縁も深そうですけど、何とか生き延びた彼らが出会ったソルネアが今後どんな存在となってゆくのか、次巻以降も楽しみです。2016/10/17
Abercrombie
2
△ 相変わらずうざったい主人公の一人語りが続く。5巻にしてようやく主人公が、英雄仲間と別れ旅に出た理由が明かされるが、エルの元の人格がよくわからんので、感情移入のしようもないな。戦闘もぐたぐたで読んでて溜め息をつきたくなる憂鬱さ。2017/06/03
kei0037
0
★★★☆☆2016/10/15