河出文庫<br> 差異と反復 上

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河出文庫
差異と反復 上

  • 著者名:ジル・ドゥルーズ【著】/財津理【訳】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 河出書房新社(2016/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309462967

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内容説明

「いつの日か、世紀はドゥルーズのものとなるだろう」とフーコーをいわしめたドゥルーズの主著にして代表作。ニーチェ、ベルクソン、スピノザらとともに、差異を同一性から解き放ち、反復を“理念”の力=累乗の特異性として発見する時、新たな生と思考がはじまる。かぎりない力をひめた怪物的な書物。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koke

13
ただでさえ難解なのに、諸事情により長く中断してしまったせいでなおさら苦戦した。既存の哲学が前提してしまっている点を全てひっくり返そうという野心的な著作。差異それ自体、即時存在としての差異を考えることでそれは成し遂げられるとのことだが、なぜそんな不思議なことを思いついたのだろうなあ。2023/02/19

メルキド出版

7
「デカルト的コギトとカント的コギト、未規定なもの、規定作用、規定されうるもの」「ひび割れた《私》、受動的な自我、そして時間の空虚な形式」2020/03/28

wadaya

7
これまで読んだ本の中で最も難解だった。先づはドゥルーズ的思考「微分的」について。世の得体の知れない事象を関数y=f(x)とする。yは従属変数でxは独立変数である。反復とは1+1ではなく累乗的である。つまり関数のグラフは曲線になる。事象は瞬間の集合体であり曲線を微分dy/dxすることによって求められる。微分とは曲線を傾きが無い直線にまで細分化することである。それはほぼ瞬間という点になる。1ピクセルと化した直線の傾きをドゥルーズは「強度」と呼ぶ。この傾きが大きい程、差異が大きいということになる。(下巻に続く)2018/01/06

記憶喪失した男

7
1968年ドゥルーズ「差異と反復」。哲学書の読書量はすごい。2017/10/04

Bevel

7
ヘーゲルの一般化普遍化を目的とする抽象ではなく、内的差異と連続できる、ライプニッツの微分的な比による抽象によってこそ、表象を脱根拠化できる。さらに、潜在性から権利上想定される時間概念は、今まで身体に器官があったことを無視するような直線的な第三の時間において壊されて、差異は記憶とともにまったき反復をする。そして、部分対象性による欠如からくる潜在性の超越論的表現であるシーニュは、シミュラークルとして、仮面として、現実的なものとは区別がつかない、とまとめてみた。2011/04/06

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