内容説明
御広敷添番として四代将軍家綱の側室を刺客から守った無住心剣術の達人、工藤小賢太。その後、役を解かれて小普請入りすると、妻を娶り子どもたちとの穏やかな生活を送っていた。元号が元禄に変わり、跡継ぎのいない綱吉の将軍継嗣を巡る争いが勃発すると、またも小賢太は巻き込まれることに――。前巻『幻影の天守閣』刊行から11年。著者渾身の書下ろし「続編」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
79
前作を所どころ思い出しつつ(汗)小賢太の夫としての存在を嬉しく感じながら読了した。まったく主役は誰?って位、嫌な奴ばかり出るわ出るわ・・徳川も五代になって、なにが『天守閣』だよって気がするのは庶民の暮らしを分かり得ぬ偉いさんの考えること。なんだか『今』に似ているなぁと思うのは私だけか?上田作家、沙代ちゃんを巻き込むのに魑魅魍魎、あの手この手を練ったのだろうが、ちとへきへき感が・・この小賢太を軸とする次があるなら、凛とした沙代ちゃんの成長でスッキリと結んで欲しいと勝手に願ってしまう。2016/01/14
金吾
22
前作同様読みやすい作品ですが、派手さは押さえぎみでした。工藤小源太も前作ほどはクローズアップされていません。ただ綱吉の小物っぽい悪ぶりはなかなかのものでした。血判状の行方がわからないままなので続編を考えているのかなと思いました。2021/03/12
蕭白
7
シリーズになるせいか、前作に比べて冗長のような気がしました。2015/12/14
わたしは元気
5
前作、幻影の天守閣を 読まないで、こちらを読んでしまいました。 残念。幻影の天守閣も読みたいです。 このお話、面白かった。続きを書いて欲しいです。2021/06/20
蕭白
5
前作ほどの衝撃はなかったけど、まずまず楽しい時間が過ごせました。2018/07/28
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