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内容説明
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一般に北アフリカ発祥といわれるが、その起源は謎に包まれたままのクスクス。自由自在に姿を変えながら人の移動とともに国境を軽々と越え、土地の伝統に融け込む「食のなかの食」へ。人々を魅了しつづけてきたその正体とは?国や民族、宗教の多様性を豊かさに変え、世界中で愛される粒パスタの魅力に迫る。
目次
第1章 フランスの「国民食」になったクスクス
第2章 クスクス粒の仕組みとその種類
第3章 クスクスの冒険
第4章 スパイスと呪術と薬膳
第5章 世界のクスクス
第6章 クスクスのヴァリエーション
第7章 「自由、平等、クスクス」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
としちゃん
25
クスクスって何なのか?セモリナという硬質の小麦の粗粒状のものに粒子の細かい小麦粉をコーティングしたものだったんですね。この本は、クスクスの製法から、クスクスを主食として食べているマグレブ五国の、それぞれの食べ方、フランスやイタリア、アメリカなどに広まっていった経緯、それぞれの国の食べ方まで、クスクスについて詳しく教えてくれる一冊。クスクスには必ずスパイスが入っていると書かれている通り、スパイスのあるなしでクスクスの美味しさ大きく変わるのは確かですね。東京オリンピックに向けて、日本でとハラルが普及するかな?2016/07/26
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
7
小麦とは米とは比較にならず可食状態にするためにすんごい手間暇がかかる。米は育てるのに手間暇がかかって、小麦は実ってからが、というのをどっかで読んだけど、クスクスは小麦粉とした上でさらに手間暇をかける。その形状、加工の仕方からするとやはり米というか飯というのは理にかなった食べ物なのだな。やっぱ炭水化物サイコー!!2019/11/30
tom
5
クスクスはうまい。調理するのも簡単。でもって、最近料理することが増えた。そうすると、クスクスの小粒をどうやって作るのか気になって仕方ない。で、この本を借りてきた。歴史的背景や文化的広がりをいろいろと書いている。でも肝心の作り方の方は、文章を読んでみてもさっぱり不明。よって、この本は、残念本でした。口絵のクスクス料理の写真は、美味しそうです。2012/06/24
たらこりっぷ
5
クスクスをはじめて食べたのはいつごろのことだったでしょうか。最初はキビやアワのような雑穀なのだと勘違いしていました。自分の中ではヨーロッパというよりもアフリカの食べものと勝手に考えていましたが、フランスでもかなりポピュラーな食べものと知り驚きました。たべもののことで知らないことってまだまだたくさんあるんだなぁ。2012/02/02
もけうに
4
名前は聞いたことがあるが、実態がよくわからなかったクスクス。作り方から歴史・現在の食べられ方まで過不足無くわかり、とても面白かった。セモリナ粉を更にフラワー(粉砕小麦)で包むとは…意外と面倒な食べ物だ。ただ小麦粉を粉砕したブルグルとの違いがややこしい。クスクスの発祥を辿る考察がとても興味深い。文化人類学だな。魚や肉は部位毎に特徴があるが故に階級差が生まれるが、クスクスは平等な食べ物。2021/11/21
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