幻冬舎時代小説文庫<br> 勝海舟 私に帰せず(上)

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幻冬舎時代小説文庫
勝海舟 私に帰せず(上)

  • 著者名:津本陽【著】
  • 価格 ¥717(本体¥652)
  • 幻冬舎(2016/09発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
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  • ISBN:9784344410312

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内容説明

一八五三年、ペリー来航を機に外交政策で揺れる幕府に一筋の光を与えたのは、一介の小普請組・勝麟太郎が上申した「海防愚存書」。国防組織の近代化を訴え、老中の目に留まった意見書は、後に江戸城無血開城を実現させる男が世に躍り出る端緒となった――。坂本龍馬が師と仰ぎ、幕末期に日本再生の礎を築いた稀代の政治家の生涯を描く傑作史伝。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

春風

5
史伝 勝海舟。なので、一般の小説とは違い、史料が占める割合が大きい。津本陽氏の小説は、以前武田信玄を読んだ事があったが、それよりも遥かに読みやすく感じた。それは、勝海舟の史料が口語体のものが多いことも、理由としてあると思う。当時の史料と、氷川清話のような懐旧談をしっかり区分して書いてあるため、重複し、しつこく感じる部分があるにはあるが、それが究極的にリアルな海舟像を提示するためのファクターとなっている。上巻では、第二次長州征伐の停戦交渉まで。江戸無血開城を目前に、海舟は幕府に捨て駒同然に利用される…2014/03/05

030314

1
小説というより資料ですね。明治維新前夜の人と政治の腐敗が良く読み取れます。しかし、それが今の官僚制度を生み出してしまったのですよね。文語体の部分は、ちょっと難航しますが、解説もされているのでスルーしてもOKかと。2017/01/22

shinjitaka

0
やはり、キレキレの切れものでしたか。2014/09/01

Rina Niitsu

0
他の方の感想にもあるように、「小説」というよりも「史伝」あるいは「評伝」です。豊富な史料のおかげで、勝海舟や幕末の激動が直接的に迫ってきます。

nobu iwamura

0
調査の行き届いた説得力のある文章です 勝のゴールを見据えています2012/02/16

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