内容説明
「儂は大目付か留守居になる」。出世欲を滾らせる江戸町奉行・曲淵甲斐守は、内与力の城見亨に命じて寺社奉行との争いを治めたが、禍根を残した。怒りに燃える寺社奉行側は、亨に狙いを定めて復讐計画を練る。一方、既得権益を守りたい町方は、奉行所改革を志す甲斐守排除のため本格的に動き出す。主への忠義を貫く亨に刺客が殺到!緊迫の第三弾
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
70
町奉行内与力奮闘記「権益の侵」3巻。出世欲の塊城見亨の上司曲淵甲斐守と寺社奉行松平伊賀守の争いに巻き込まれ、寺社奉行側が復讐のため内与力暗殺を企てる、忠義一筋真面目な亨さん、大変ですね。2020/03/06
黒豆
8
3巻目だが、まだ咲江との件を含め活躍展開にならない、他のシリーズよりも全体的に人間関係が暗い感じ、爽快感がない、長いシリーズを想定しているのか?後半に期待していいのかな?2018/05/05
Atsushi Kobayashi
8
シリーズ3巻目。例によって、話の骨格はいいのですが、いかんせん説明が長くて、本来の話がなんだったかわからなくなります。説明中に「」で台詞を埋め込むのはやめていただきたいところです。2016/09/16
コニタン
7
最近の上田秀人の作品は、取扱説明書みたいな感じで、物語が進まない。退屈して眠くなってしまう!2016/09/22
山内正
4
同心早坂が富くじ殺しの下手人を 晒すようにした、内与力城見は何故にと問う 手柄を見せるのだと 途中二人の侍に襲われ手傷を負わす 何故捕らえ無かったと曲淵奉行が 寺社奉行に恩を売ったか 富くじで入る金を横から掴む真似を この書状奥右筆へ届けよと城見へ 幕臣の勤務先を決める役所だ 城坊主に寺社奉行の侍と闘った噂は真と老中へ寺社奉行の願いを退けた 筆頭与力が媚びぬ奉行に手を打つと 金で抱込み奉行一人にさせると 責を取らぬ仲間を庇い合う町方を腐らせた町人の信頼を失ったと気付かぬ者達と城見に言う あ奴らの力を削ぐ 2021/05/19




