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内容説明
パリの無差別テロ、溢れる難民、財政破綻、そして右傾化――。「平和」をかかげ「民主主義」を育んだEUの国々が今、躓いている。在仏四十年、欧州を見続けたジャーナリストが見抜く「危機の本質」が「民主主義の現在地」を明らかにする! さまよえる世界の行方と日本が最も知るべき「本当の欧州」を捉えた緊急レポート。 ※単行本に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
20
★★ ギリシャの話もあるけど、基本的にフランスの話。”次に来るもの”との副題のだけど現状の説明までかな。面白くはあったけど。2016/05/12
Happy Like a Honeybee
13
難民と移民の違い。教育により、階級社会が成立しているフランス。下層階級と言う理由で学校から公然と差別される。欧州政治団体の沿革も参考に。移民を受け入れてきたイギリスやフランスから、学ぶ契機となろう。2016/08/12
スプリント
9
EUの目指す理想と概念は素晴らしいのですが進め方が拙速すぎた感もありますね。搾取する側とされる側の対立と富裕層と貧困層が相手に対する不平等感が蔓延していてほぼ全ての人が不満を感じている状況に陥っているように思います。もう少し緩やかな連帯を続けてもよかったのではないですかね?2017/01/21
おせきはん
8
難民や財政の問題を通じて、異なる国々により構成されるEUの運営の難しさが臨場感をもって伝わってきました。国家など公共の介入を否定し、全ての規制の廃止を目指す「リベラル」に対抗する考え方である「ソシアル」について詳細な分析をした続編を期待しています。2016/08/04
かみかみ
6
テロ、難民、財政難とそれに同時進行する右傾化といった問題を抱えるEUの実情を白日の下にさらす。戦後復興から石油危機までは順調に進行した欧州統合だったが、「リベラル」による規制緩和や金融のギャンブル化の進行により国民の生活を顧みないEUの姿勢が難民の流入と相俟って社会不安を招き、フランス人民戦線のような極右政党の支持拡大につながっているという。EU加盟国民の間には「現在のEUのやり方には反対だが、欧州統合には賛成する」スタンスが根強く、この要望に応えていくことが今後強く求められる。2016/07/25
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