内容説明
スマートフォンの普及でゲーム人口は一気に増加。そして、PlayStation VRやオキュラスリフトといったVRヘッドマウントディスプレイの登場、マインクラフトやスーパーマリオメーカーといった構築系ゲームの隆盛、ゲーム実況の流行など、ゲームを取り巻く環境は大きく変わりつつあります。
ゲームビッグバンとも言えるいまの状況を見据えつつ、ゲームの面白さの本質はなにか、なにが人々をひきつけるのか。多様なジャンルに属する先人たちに聞いてみました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
18
絶賛プレイ中の「塊魂」が、ちょっと”エェェェェ”ってなるほどおもしろい、というのはさておき。ゲームのお勉強をひとまわりして、気になるところを再読。この本の『おもしろさのプリミティブ』という単元では、ゲームのおもしろさの最小限の要素を”素因数分解”するようなぐあいに抽出。それをイラスト付きで解説していて、とてもステキだ(ゲーム展では、これを映像化していた)。「ねらう」「はめる」「かわす」とかシンプルだけど、「アクション動作的」だけでなく「脳みそ思考的」な意味合いも含まれてきたりするから、なかなかに深い。2017/02/26
スプリント
6
ゲームというキーワードに関係する幅広い分野の第一人者のインタビューが掲載されています。インタビュー中心なので大判の本である必要は感じられず、読みづらいだけなのが残念です。2018/05/20
niz001
6
インタビュー中心でゲームのこれまでとこれから。そういうのが好きな方はどうぞ。KADOKAWAでこの内容じゃ、よっぽど話題にでもならないと重版されないので好きな方は早めに確保した方が良いかと。一番の驚きは日本ゲーム博物館にR360が収蔵されてない事w。2016/03/29
たいそ
5
2016年のビデオゲームの傾向。「マインクラフト」「ねこあつめ」みたいに勝ち負けのないゲームが人気らしい。あとVRが気になる。今はスマホのゲームに勢いがあるが、マネタイズの仕方の変化や、他のプラットフォームへの移行などの兆しが表れつつあるように感じた。「ユーザーが自発的につくれる余白をどうデザインするのかということがゲームには大事。」 GAME ON展はちょっと見てみたかったが、結局行かなかった。やっぱり東京は遠いで。 2016/06/10
nbhd
5
科学未来館でやっていたゲーム展のおみやげ本で、ゲーム年表&ハードや開発環境ヨリのゲーム関係者のインタビュー集。ここでもやっぱり宮本茂に関する記述がトテモキニナル。ファミコン開発に携わった上村氏は次のように語る。「昔、宮本茂君に『マリオはいつまで売れ続けるのかな』と話したことがあって、そしたら彼は『わからないけど、ジャンプは世界共通だ。僕はジャンプを追求したいんだ』と言っていましたよ。(中略)ジャンプには爽快感と恐怖感とか、人間が持っている本質的なものが含まれていると言うんです」。宮本茂研究書はないのかなぁ2016/05/14