内容説明
妹の部屋に居候中の伊佐屋古森。ニートで怠け癖のある彼は、心霊スポットで動画を撮影し、サイトにUPしての小遣い稼ぎを思いつく。古森の背を押したのは、後輩の大学生羽利田和希。生真面目な彼は、高校時代世話になった古森を放っておけなかったのだ。そんなこんなで男二人、心霊スポットを訪れる。霊を信じていない二人だが、撮影した動画に映っていたのは……。「古森先輩、これマジでヤバくないですか」「大丈夫だろ。俺ニートだし。失うモノないし」「ってそうじゃなくて、本物の幽霊ですよ!」古森先輩と羽利田後輩による、ゆるコワ動画撮影日誌。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
85
引きこもりをこじらせたこもり先輩が、手っ取り早く収入を得ようと心霊動画ニストになる。ホテルの廃墟、呪いの面、事件物件の空き家。ちゃんと怪奇現象はあるのだけど、コミュ障のこもり先輩にとっては生きてる人の方が怖いらしい。相棒はりた君との身のない会話が軽妙で、怖がる暇もなく読了。著者デビュー作とのことでこなれてない感じはするけど、このライトさは若者受けしそう。章ごとに動画再生回数と広告収入が記載されてるのが面白い。2018/08/05
佐島楓
37
心霊現象にオチをつけつつ、全部は説明していないところが心霊モノらしくてよかった。2016/09/04
瀧ながれ
27
働きたくない先輩と、それに巻き込まれてしまった後輩(大学生)が、ネットにアップするだけで楽して稼ぐために心霊動画を撮りにいく、という、「よいこはまねしないでね」なおハナシ。趣向を変えた3話が収録されていて、どれもおもしろい展開で、クズな先輩のクズなりに好感が持てる微々たる成長の記録など、読みごたえあるのだけど、残念なことに、ちっとも怖くない(泣)。タイトルや冒頭から期待していたものと違う物語を読んで、なんとも複雑な心境です。先輩・後輩の掛け合いは好きでした。途中から出てくる女の子も、好ましいです。2016/08/21
coco夏ko10角
26
ニートの古森は心霊スポットで動画を撮影しサイトに。古森と後輩羽利田のコンビいいな。File3は「ホラー苦手なくせにどうして深夜に読んじゃったんだろう!?」とゾクリな場面も。2017/03/10
きたさん
13
心霊動画の撮影がメインなのですが、主人公のコミュ障ニートっぷり描写が丁寧(?)に書かれていて、そちらに気を取られてしまうことが多かったかな。いい意味で緩く、そして心霊モノとしてオチがしっかり書かれていたのが好印象。キャラ立ちのおかげもあって、軽く読み進められました。2020/05/12




