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内容説明
世は「絶対王政」の時代、人の生涯は、王を頂点とした「血筋=生まれ」で決定づけられていた──。代々に渡り「死神」と罵られる呪われた一族の始祖「初代サンソン」の冒した“原罪”を知ったサンソン兄妹…。シャルルは遥かな理想を抱き、マリーは業の克服を誓う…!! そして新国王誕生を迎え、王妃アントワネットに色めくベルサイユ宮殿…!! その闇に野心を燃やす存在が!? [イノサン]は革命の嵐を迎える──!!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
109
圧倒的な画力に引き込まれる。18世紀のフランスは絶対王政の世界。2%の貴族と聖職者が、98%の平民を支配し搾取する。生まれた血筋で人生が決まる。平民の不満は蓄積され革命への機運が高まる。死刑執行人の家に生まれたシャルルとマリーの兄妹は、それぞれの方法で時代を変えようとする。あまりに大きな貴族と平民の格差。また、治療法の確立されていなかった天然痘や梅毒の恐ろしさが、緻密な画力で伝わってくる。私はフランス革命の歴史には疎いのだが、これから物語は大きく動くのだろう。画力だけでも読む価値がある作品。次巻が楽しみ。2016/07/23
くりり
56
天然痘や梅毒の恐ろしさが伝わってくるが、何と言っても、マリー・アントワネットは乳首ちゃんだった(笑)2016/11/09
wata
49
新国王と王妃の誕生!ついにアントワネットが頂点へ。後の話は何とも…変態やサドや貧民窟の女王や…滅茶苦茶。愛してる人としか絶対しないっ(>_<)2016/10/15
辺辺
34
積本崩し。表紙がマリーって合ってるよね?惚れ惚れするほど綺麗。もうすぐフランス革命が!ってな序章。貴族という身分だけで死刑から免れるとはなんとも理不尽だ。マリーが人形と踊るシーンが一番楽しかった。ジャンヌもサド卿も変態だな。そして、アントワネットが堕ちた。フェルゼンの下品な一言で;うぬぬ、もっとマリーの活躍が読みたかったな。2017/09/15
眠る山猫屋
31
革命の足音が近づいてくる・・・。サンソンとアントワネット、二人のマリーの意地の張り合い。しかしながら、ぐぐぐ、ぐるぢい・・・とフェルゼンのイケメンなのに、サラリと吐いたゲスい台詞に全てゴッソリ持っていかれた(苦笑)2016/08/05