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内容説明
競争における究極の武器はチームワークである!
経験豊富な経営陣、完全無欠な事業計画、他の企業には望むべくもない一流の投資家、ことさら慎重なベンチャーキャピタルも列をなして投資を申し込み、オフィスも決まらないうちに有能なエンジニアが履歴書を送ってくる。そのベンチャー企業の将来はバラ色に見えた。しかし2年後、業績不振のため37歳のCEOは解任され、新たに150名の社員の頂点に立ったのは、古くさいブルーカラー企業出身の57歳の女性だった……。
チーム作りの天才である新任CEOが活気あふれるチームへと再生させていくプロセスとノウハウを、ビジネス・フィクションの形で描き出したレンシオーネ渾身の1冊。
※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
55
DevOpsの本で引用されていたので拝読。チームが陥りやすい5つの落し穴と対処法について、フィクションでのお話を通じて啓蒙するチームビルディングの本。5つの落し穴とは、1)信頼の欠如、2)衝突への恐怖、3)責任感の不足、4)説明責任の回避、5)結果への無関心。それぞれ因果関係があるので、ひとつひとつ穴を潰して行く必要がある。1を克服するために、メンバーがお互い子供時代の話をしたり、自分の弱みを打ち明けたりするのだが、なかなか実行に移すのは難しそう。でも、本質的なのはそういう事だったりするんだろうな。2017/01/24
柔
22
組織に属する人間が読むべき一冊!チーム作りの天才キャサリンが業績不振のベンチャー企業の立て直しに奮闘する。経営幹部の機能不全。ここを立て直さなければ会社の復活はない。私利私欲に働く人間は実力があっても外すべき時もある。その決断は遅れてはならない。「信頼の欠如」「衝突への恐怖」「責任感の不足」「説明責任の回避」「結果への無責任」機能不全の原因5箇条。他人を理解し同じ目標に進む為に衝突も必要である。耳の痛いこともお互いに言い合う。日本人が1番苦手な分野ではあるだろうが、それを避けては一流にはなれないのだろう。2019/02/05
Thinking_sketch_book
22
★★★★☆ こういうビジネス小説は有用だと思う。皆、チーム力を上げなければならないのはわかっているがどうやって上げたら良いのかはなかなかわからない。チーム力を上げる過程でリーダーにはどのような判断が必要か、どのようなワークが必要なのかがイメージしやすくすごくわかりやすい。2017/02/24
だ
14
チームビルディングの本。サラッと読めたが、思い当たる節がありすぎる。チームがチームとして機能するためには、まず①相互の信頼感が必要。後世の言葉ではこれは「心理的安全性」と呼ばれるものと理解。その上で、②健全な衝突を通じて、③決定事項への責任ある態度を醸成する。ここまで来たら④説明責任を果たすスタンスが養われ、⑤結果に執着できるようになる、という。ありがちなのは①〜④を飛ばして⑤を求めること。数字だけの管理でギスギスしてるところはこのパターンなのではないか。2024/03/02
Tomoko 英会話講師&翻訳者
13
物語形式で展開される経営陣のチームビルディング。遠慮なく意見が言い合える関係を作るのって大変。トップが同じ方向を向いている会社は強いだろうな。オフサイトミーティングの様子もわかっておもしろかった。2016/12/16