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内容説明
寄る辺なき人々を生み出す「共同体の一元化」に危機感をもつ二人が、日本近代思想・運動の読み直しを通じて、人々にとって生きる根拠となる居場所の重要性と「日本」の形を問う。震災後初の対談も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
48
2013.11.04(初読)羌尚中・中島岳志著。 2013.11.01 (カバー) 日本に未来はあるのか。 何をなすべきか。 論客2人。 近代日本築いた先人の葛藤。 共同体に求められる新しい形、追及。 (羌尚中) 1950、熊本生まれ、早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了、東京大学大学院教授。 右翼-空洞化。 中国や韓国をバッシングするだけの手軽な「ウヨク」へと成り果てる。 第1章、熊本。 ◎松岡勝利氏の死-鈴木宗男氏の生。 2013/11/04
浅香山三郎
18
日本近代と、「保守」や「愛国」の関係を論じる。地方と都市、記号としての天皇などの座標軸、八紘一宇とオールド・リベラリズム等思想の比較を通じ、もともと多様な「保守」や「愛国」のあり方(思想潮流)があつたことが示される。文庫化に際しての追加対談「未来」の章でも言及されてゐる如く、シニシズムと断言型の政治家が好まれる状況(ヤン=ヴェルナー・ミュラーの言ひ方ならば「反多元主義」)が、ずつと続いてゐる。本書は、現行の「保守」や「愛国」の形の近代における位置取りをまう一度よく知る為のよい足がかりになるだらうと思ふ。2019/02/09
樋口佳之
14
アジア主義関係で読んでみました。お二人ともテレビでコメンテーターとして話している時とは別人のような議論。/特に、アジア連帯とアジア侵略が紙一重というか、そこの関係を、見ていかないといけない。/これはアジア主義に限定されないお話とも受け止め/2017/09/26
退院した雨巫女。
11
《私‐図書館》こんなに熊本の話や、近所での話がでてくるとは、内容は、読むのが、やっとこさでした。(笑)2011/12/02
アメヲトコ
4
中島岳志・姜尚中両氏による「保守」論。10年前の対談(一部2011年の増補)ながら、問題の状況はそうは変わっていない気もします。批判の対象としてのネオコン的「保守」がバーク的な「保守」とはおよそ異質であるとの指摘はそのとおりと思いますが、それを偽物だの本流だのといった正閏論争にしてしまうのは批判としては不毛のような。二人ともそれぞれ北海道、熊本を念頭に「パトリ」(故郷)の重要性を説きますが、このあたりの感覚は郊外育ちの私にはどうもピンと来ず。彼らの言うところの「すれっからし」なのかもしれません。2017/04/03
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