講談社青い鳥文庫 はたらく地雷探知犬

著者名：大塚敦子【文・写真】

講談社（2016/08発売）

• ISBN：9784062852364

内容説明

フォックストロットとクッキーは、ボスニアで、地雷探知犬になるための訓練中。犬たちはいったいどんな訓練を受けて、どうやって地中に埋まった地雷を探すのでしょう。そして、今も世界のあちこちに地雷や不発弾が残っているわけは？自分たちの住む土地を、自分たちの手で安全に――。土地や畑、家だけでなく、「生きる力」をも取りもどしていく、人と犬との物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[定年（還暦）の雨巫女。]

《私‐図書館》可愛い犬たちが、地雷を探す、訓練をしてくれていることに感謝します。人間がやった地雷を探すなんて…。まだ、地雷により、幼い子たちが、被害に遭うのは、ショックでした。

2011/08/03

[エデン]

ワンちゃんには感謝しっぱなしです。訓練の様子やワンちゃんたちの性格までしっかり書いてた 地雷探知犬はマリノアが大半だ。かわいいし健気なワンちゃん達が好ましい。地雷探知犬をもっと知って欲しい

2025/04/13

[星が原ルビ猫]

ノルウェーのNPOがボスニアで訓練して、カンボジアに派遣した地雷探知犬が現地のハンドラーと地雷除去の仕事をしているのを初めて知った。内戦で傷ついた人、国土を復旧する人々と犬の姿に希望を感じた。

2013/02/09

[アトラス書房]

ボスニアやカンボジアの内戦にも触れつつ、地雷探知犬の成長についてまとめている。カンボジアでは日本の地雷除去機が働いているのだが、除去しきれなかった地雷が20%あるという。金属の破片が散らばっているなかで金属探知機は当てにならない。そこで、匂いを手がかりとする地雷探知犬の出番。地雷除去は本当に時間と手間がかかる。

2025/08/15