出版社内容情報
北欧の詩情あふれるファンタジー童話。 ムーミン谷のみんなが冬眠中の静かな冬。でも、ムーミントロールはひとり目をさまし、いままで会うことのなかった、冬の世界の生きものたちと出会います。 小学中級から
内容説明
お日さまがいなくなってしまった寒くて長い冬。雪にうもれたムーミン谷は、青白い月の光にてらされて、ひっそりと冬眠中。でも、いるんです。冬には冬の生きものが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
78
長い長い冬。もしも、冬眠から目が覚めてしまったら…。フィンランドのような冬ではないけれど、冬の暮らしもそこそこ厳しい北海道。雪を眺めながら、ムーミンたちの呟きに耳を傾けました。暖かな日差しを待ちながら、冬の暮らしを堪能する。その中には、冬の中で生きる生き物たちの存在を知ることとか…ムーミンたちと共に冬を満喫させてもらった気がします。北海道の冬ももうすぐ終わります。春の足音がヒタヒタ…聞こえてきそうです。2015/02/26
葵@晴読雨読
22
ある冬の日、ムーミン1人が目を覚ましてしまい…。春がくるまでのムーミンの成長。冬の仲間達との出逢い。ムーミンの孤独。孤独と焦りが凄くつたわってきてそこからの成長が目覚ましい!2020/10/31
ヘレン
20
冬眠するはずの冬に目を覚ましたムーミントロール。ところが、かなり早く目が覚めちゃった。仕方ないので、窓を開け一面に降り続く白銀の世界へくりだしていく。出てみると、冬の世界に活動している者たちが、そこにはいたんです。ミーも今年は、早々起きちゃいました。冬の世界の様子、そしてムーミンがチョット大人になっていく様子が描かれてます。2015/08/23
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
記入漏れ。読んでいたと思っていたのは、こちらの全集でした。冬のおはなし。雪にうもれたムーミン谷は冬眠中。でも冬には冬の生きものが楽しく過ごしています。2019/03/03
山口透析鉄
14
この辺のシリーズはおおむねこの時期に、図書館本で読みました。 ムーミンは冬眠するので、途中、ひとりだけ目覚めてしまうというのはかなりの孤独でしょうね。シリーズ最後の方の作品になると、ムーミン一家がほぼ出てこない話もあって……原作、やはり読んでみて良かったとは思いましたよ。 スナフキンとミー、実は異母姉弟(ミーの方がお姉さん)というのもTVアニメには出てこない、かなり意外な設定でしたね。 2005/07/17