アイリスNEO 虫かぶり姫

著者名：由唯【著】/椎名咲月【イラスト】

一迅社（2016/08発売）

• ISBN：9784758048484

内容説明

クリストファー王子の名ばかりの婚約者として過ごしてきた本好きの侯爵令嬢エリアーナ。彼女はある日、最近王子との仲が噂されている令嬢と王子が楽しげにしているところを目撃してしまった！　ついに王子に愛する女性が現れたのだと知ったエリアーナは、王子との婚約が解消されると思っていたけれど……。事態は思わぬ方向へと突き進み!?本好き令嬢の勘違いラブファンタジーが、ＷＥＢ掲載作品を大幅加筆修正＆書き下ろし中編を収録して書籍化!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[☆よいこ]

なろう系少女小説▽何よりも活字中毒で本好きからの知識欲旺盛な天然系公爵家ご令嬢は、「本を読む時間が保証される」という破格の条件で王子の婚約者となる。エリアーナ嬢は、本の虫ならぬ「虫かぶり姫」とよばれている。クリストファー殿下と婚約し4年経つが正式な結婚へと話が進まない。クリストファー殿下が最近美しいアイリーン嬢と親しい様子を見て、エリアーナは契約婚約は終了かと考えた▽漫画で前半既読。天然令嬢を嵌めようとしたヒロイン(仮)が空回りしてざまぁは最近の王道。あとがきが正に少女小説。男キャラの顔が同じでわからん。

2023/03/22

[すがはら]

再読。本好きの令嬢が変人扱いされながら、身分ある素敵な男性に愛されて・・・という既に何度か読んだことのあるパターンでしたが、これはその中でもかなり好みの一作です。 ヒロインのウジウジや勘違いもしつこすぎず、ヒロインの知識や資質の価値が際立たせられていて、この女性を得た男性の方がより利益を得ていると印象付けてくれるところが良いです。やはり、一方的に与えられるだけの女の子ってちょっとつまらないですので。

2016/11/13

[ダージリン]

本好きからくる「虫かぶり姫」と呼ばれるヒロインが良いですね(笑)。王子からの訳有りの婚約話もときめきます。コメディーで一気に読ませます～♪

2019/09/01

[瀧ながれ]

読み始めると突然クライマックスに放り込まれる構成で、語り手である貴族令嬢とともにおろおろと不安になっているうちに、イケメンたち（王子含む）が状況を整えてくれてめでたしめでたし。読者としては結末は予想できるので、いささかぼんやりした（しかし天然の天才の）ヒロインにふさわしい作品だなあと、にやにやしながら読みました。ヒロインの浮き世離れっぷりが、とにかく愛らしいです。…どうやら、ここの一族は、まるごと妖精みたいですね。そうなると、お兄さまの嫁取りが俄然気になるのですが(笑)。

2016/07/17

[ぐっち]

コミカライズと同時購入。こっちはエリアーナ姫目線の語りなのですね。コミックス１巻の内容が本の半分ぐらいで終わって、番外編なの？本編なの？王子もおつきの皆様もお疲れ様です。この２人が可愛いし、本を読んでればいい待遇もうらやましい限り。タイトルが虫じゃなくて「本」だったらもっと早く読んでたな。「本かぶり姫」「本担ぎ姫」「本愛ずる姫君（すでにありそう）」とか…。

2021/01/10