内容説明
東京大学における伝説の講義!時代により変遷を重ねたマイルスの音楽世界を、理論はもとよりファッション、映画など、ジャンル横断的に論じた比較文化的マイルス論の決定版。上巻は誕生からエレクトリック期前夜まで。中山康樹氏参加のオリジナル座談会も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fishdeleuze
9
菊地・大谷コンビの東京大学ジャズ講義シリーズ。今回はマイルス・デイヴィスのみ。マイルスの複雑な二面性、二重性、ミスティカシオンを通奏低音として、エレクトリック期前までが上巻。とにかく情報量が多くてうれしい悲鳴。菊地=大谷はD=Gのようで(特に記名がなければ)どちらが何を書いているかわからないのだが、どうも菊地が講義して主に大谷がずいぶん加筆しているようだ。バップからモードへの意匠の展開、すなわち音楽のドラスティックな構造の変化、ギル・エヴァンスとの素晴らしいコラボなど読みどころが多い。2025/10/13
Yuichi Tomita
4
東京大学講義のマイルスバージョン。1人のジャズミュージシャンを大学の教養の授業で採り上げるなんて前代未聞だろう。 中身は堪能と憂鬱と同じような内容だが、相当に加筆したらしく、かなりまとまっているように感じる。マイルスを多面的に捉えることが出来る。 最後のリディアンクロマチックコンセプトによる分析の所は全くわからんかった。2022/02/27
引用
3
楽しそう、楽しそうでいいと思う。2021/01/12
しびぞう
3
いかん、読むより聞こう。頭で理解したらマイルス・デイビスに失礼かもしれない。2017/08/30
重度の悪文
2
信仰告白っぽい。講義録なんだがまるでライブ感なし。加筆量が半端ないので、架空かつ捏造された講義だ。例の如く東大でカマした講義だが見事なまでに受講生の顔が浮かんでこない。密室で一人鏡見ながら喋っているかんじの深い自己陶酔的・自閉的文章。それもまたわざとなんだろう(マイルス的に)。人によっては最高、人によっては最悪(これまたマイルス的だ)。最高!2013/10/22
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