河出文庫<br> M/D 下

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河出文庫
M/D 下

  • ISBN:9784309411064

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内容説明

最盛期マイルス・デイヴィスの活動から沈黙の六年、そして晩年まで――『憂鬱と官能』コンビによる東京大学講義はいよいよ熱気を帯びる。没後二十年を迎えるジャズ界最大の人物に迫る名著。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fishdeleuze

3
菊地=大谷コンビの論考はどれもスピード感がある。マイルス・デイヴィス研究は,『憂鬱と官能…』や『東京大学…』シリーズで扱い切れないので別に書かれたものだが,一連の著作の延長にあるといってもいいだろう。下巻は電化マイルスから晩年まで。60年代クインテットから電化へ至る流れや,菊地曰く「マイルス発狂記」の日常,1975年から5年間の沈黙,そして再起。音楽史的にはKind of Blueなのだろうが,個人的にはIn a Silent WayにはじまりGet Up With Itまでの一連の作品に愛着をおぼえる。2012/06/04

Takuo Iwamaru

3
現時点で僕がいちばん好きなマイルスの曲は、アルバム「パンゲア」のディスク1に収録の「ジンバブウェ」の「冒頭約15~20分」(笑)(「ジンバブウェ」は41分の曲です)。初めて聞いたとき、凄すぎて本当に声に出して「あはははははは」と笑ってしまったのを覚えています。あぶないやつです。さらに興奮のあまりCD聞き終えた後に、親しくしていただいているジャズバーのマスターにいきなり電話をかけて「いまパンゲア聞きました」的なことをしゃべっちゃいまして、迷惑なやつです。今聞いてもやっぱり凄すぎて笑ってしまいます。2012/03/28

引用

2
ケイ赤城インタビューが一番面白い2021/01/16

CCC

2
キーワードは『アンビヴァレンス』。停留しない人だとは思っていたけど、ここまで不安定な人だったとは。マイルスは触りくらいしか聞いてないけれど、面白い講義だった。勉強嫌いだし大学も行ってないけど、こういう話だったらいくらでも聞いてみたい。2012/10/17

Ichiro Toda

1
Miles Davisの一生を年代毎に追っていった東京大学の講義録+interview。講義録は本当に面白く、サブスク時代で音源にアクセスしやすい現環境だからこそ、スムーズに話を聞くことができる。講義の面白さもさることながら、ケイ赤城のインタビューは本当に面白かった。講義だけでは、人物像の外側は理解することができても、実際のエピソードが語られると途端に人物が浮き上がり、それまでの講義に血が通ってくる。Kind of Blueについての言及はほぼ無いが、それ以外の作品にはほぼ言及があるのでお楽しみに。2020/02/21

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