講談社+α新書<br> ルポ ニッポン絶望工場

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講談社+α新書
ルポ ニッポン絶望工場

  • 著者名:出井康博【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2016/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062729567

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内容説明

新聞・テレビが決して報じない外国人留学生、実習生の真実。コンビニ弁当工場、新聞配達、宅配便仕分け、農業……日本人の便利な生活を末端で支える彼らが絶望し、<謀反>を起こす時、この国の生活基盤は崩壊する!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

127
日本で働く外国人労働者の実態を追った本である。外国人労働者なしでは やっていけない職場が急増している実態を描く。留学という名の下での出稼ぎと それに群がる人々を丹念に描く…少子高齢化の中で 3Kと呼ばれる仕事を誰が担っていくのか…日本に夢を見て そして 絶望して帰国する人々…2016年の本だが、 改めて 日本のあり方を考えさせられる…そんな本だった。2022/01/17

きみたけ

79
著者はフリージャーナリストの出井康博氏。新聞やテレビが決して報じない外国人留学生、実習生の真実を伝えるルポ。ベトナム人留学生という「現代の奴隷」、日本への出稼ぎをやめた中国人、日本を見捨てる日系ブラジル人、犯罪集団化する「奴隷」たちの逆襲など。外国人頼みの現場はコンビニや飲食チェーン店だけでなく、宅配便の仕分け現場、新聞配達、建設現場など日本人が嫌がる労働に拡大。食い物にするブローカー・日本語学校・企業がヒドい。国力に応じて実習生は中国人からベトナム人、さらにカンボジア人へと変遷しているところが興味深い。2023/02/09

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

53
正に絶望という内容です。殆ど詐欺の様な内容に騙されて日本に来て奴隷の様に働かされているベトナム人学生達。これじゃ働けば働くほど、日本が嫌いになるでしょう。そして復讐が静かに始まりつつある恐ろしさ。2016/10/07

GAKU

49
外国人技能実習生、日本語学校留学生という名目で、いかにアジア、昨今では特にベトナムの人達を、低賃金労働者として酷使しているかの実態を知る事が出来た。このような弱者の人達を食い物にしている日本の政府、企業に対し、日本人の私でも腹立たしさを覚えた。 2020/12/14

おかむら

47
「留学生」「実習生」という日本がが作った建前の制度で搾取されまくってる外国人出稼ぎ労働者のルポ。官民こぞってのピンハネが酷い。留学生の悲惨な状況を新聞が報道しないワケなど大人の事情が汚いわー。日本の、移民は受け入れたくないけど使い捨ての安価な労働力は欲しいという本音が、ほんと魅力のない浅ましい国で悲しくなるわ。それにしても入学生の九割が外国人という某大学の件、この学園グループは掘れば掘るほど悪の匂いがプンプンするので、だれかノンフ書いてくれ。2016/11/10

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