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内容説明
「年商1億円の農家」をめざし脱サラ就農した著者が、京都の伝統野菜「九条ねぎ」専門の農家に。やがて、生産、カット加工、販売まで手掛ける「ねぎや」に転身。首都圏のラーメン店に飛び込み営業をして販路を開発。九条ねぎの生産者グループ「ことねぎ会」を組織化、安定供給を可能にした。2013年、「6次産業成功事例」として農林水産大臣賞を受賞。2014年には「京都創業者大賞企業部門」を受賞している。2015年、九州大学大学院修士課程を修了。農作業を、毎年参加する鉄人レース「トライアスロン」のトレーニングにしてきた経験を持つ。2015年、国産ねぎ専門商社「こと日本(株)」(本社:東京都千代田区)、2016年、岩谷産業との合弁会社「こと京野菜(株)」を設立、代表取締役社長に就任。本書では、経験や勘に頼る農業から生産管理に基づく「産業」へと転換した京都発の新・農業経営ノウハウを余すところなく公開。著者にしか語れないエピソードを満載した農業経営の教科書。農業で起業したい人たちへの生きたメッセージです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水ポテンシャル
2
日本の遅れた農業を、ビジネスとして捉え今まさに躍進する元家族経営農家のお話です。一言でいうと、ビジネス展開が上手いなと思った。新規就農の流れがあり、皆が、来るべき新しい農業を多彩な方面から取り組み奮闘している。だが、上手くいってるのはほんの一部。農業!やはり天候相場により不安定であり安定した数字を出すには、それなりの規模がいる。それを、ビジネスとして組み込みスキル、人がついてくる代表の人間性に惹かれた。ベンチャー的な思考を持ちたいとき!考え方を変えたい時に読むといいかも!2019/04/22
農&iot
0
加工など、6次産業など参考になる2018/01/03
鈴蘭
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九条ねぎに特化した、こと京都について書かれた本。生産から加工、販売まで手掛けていること、「ことねぎ会」を開いて独立した農家などと一緒にねぎの生産を行っていることに驚いた。2016/09/13
いっちょむ
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情報は,情報発信基地に集まる。そして,先駆者はさらに加速する。/九条ねぎ専門農家。全国の一流ラーメン店に自ら営業をかけるなど,販路を拡大。同時に,質を高めるため,自ら加工を手掛ける。周年供給を目指して,提携農家を拡げる。ねぎ専門商社を立ち上げる。冷凍技術を有する企業と合弁,冷凍・京野菜の輸出を目指す。/原点は,脱サラして実家を継いだ時。「どうやったら農業で食っていけるのか」。まず,少量多品種からねぎ専門へ。/他方で,伝統や文化への敬意,農や食への愛がひしひしと。そのバランス感覚がとても勉強になりました。2016/07/15