創元推理文庫
Xの悲劇 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 429p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488104016
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

213
満員電車の中で被害者のポケットに毒針の付いたコルクを放り込む…という一つ目の殺人は、犯人にとって危険な際どい犯行である。二つ目の殺人も、警察への情報提供者をその待ち合わせ場所近くで船から突き落とすという大胆な犯行。三つ目は、電車の無人の車両で射殺するのだが、心臓を撃ち抜かれた人がXの指文字を残すという(題名の由来ともなる)謎が提示される。第一第三の殺人に対する謎解きは、個人的には「フランス白粉の謎」(の照明の下り)と並んで、クイーンの作品中屈指の名推理だと思う。凄く久しぶりに読んだけれど、やっぱり面白い。2025/03/06

とよキチ

101
エラリー・クイーン 初読み。読まなければと思いつつ放置してました。高評価を目にしてたので、期待してたのですが…。緊張感を維持しつつの展開なら我慢出来たのですが、流れが悪いと感じてしまい、入り込めませんでした。ただ、非常に論理的に展開される部分は好みなので、『Yの悲劇』を読んでみてダメなら、国名シリーズを追ってみよう。2012/11/28

nobby

97
多分、高校時代に読んだはずなのだが、全く覚えていなかった(笑)確かに電車・船というクローズドサークル成立なんだけど、期待したほど盛り上がらず…最後明かされてみれば、その推理に至る事象・事柄・言葉など明記されていてフェアで論理的には納得。ただ前半からレーンだけ真相近付いたまま語らず、なんか周囲とのバランスに違和感が拭えなかった。思いの外Xについて後半ザックリと突如語られる事実も多く、個人的にはもう少し丁寧に広げて欲しかったと感じる。2016/05/26

aquamarine

69
学生時代に堪能して以来のご無沙汰のクイーン作品です。翻訳によってずいぶんと読み易さに違いがあった気がしたのですが、手元のものやアマゾンのプレビューなど3人ほど翻訳を比べてみましたがあまり差は感じませんでした。一度読んでいるものだからでしょうか。むしろ私の年齢では創元推理文庫版の字の小ささが辛くなりました^^;。ミステリ好きとしては二番目の殺人から想像するものはありますがそれでもとても真相には到達できません。一人で抱えてないで…と思いつつぐいぐいと引っ張られる後半は圧巻でレーンの魅力を存分に楽しみました。2014/12/14

がたやぴん

67
むぅ。Kindle版じゃないんだけど。。。カバーはこれと同じで鮎川信夫さん訳。エラリー クィーン初読み。元俳優で変装スキルありって探偵。ドルリー レーンはどうやら年配の紳士のようで、鮎川さんの古い感じの訳も受け入れやすい。現代ではあり得ないくらいずさんな殺害方法だが当時としては斬新なのかも。仮説を立て、絞りこむような推理展開はキライではない。2014/06/29

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