内容説明
行き場のない私に残された道は、放蕩伯爵との結婚だけ。人気作家ジュリア・クインが贈る、珠玉のリージェンシー!
牧師の娘エレノアは窮地に陥っていた。父親と二人で暮らす家に冷酷な継母がやってきて、今すぐ夫を見つけて家を出ろと迫ってきたのだ。そんなときエレノアの前に文字どおり“降って”きたのは、放蕩者として悪名高い伯爵チャールズ。泥酔して木から落ちたところを介抱してあげたのだが、驚くべきことに彼は突然エレノアに求婚してきた。じつは伯爵も、二週間以内に妻を娶らなければ遺産を失うという窮地にあり、エレノアは契約結婚の相手として申し分ないという。愛のない求婚に困惑しながらも、ほかに残された道はなく……。
■MIRA文庫初登場作『月をくれた伯爵』も好評を博している人気作家ジュリア・クイン。その物語につらなるリージェンシーがさっそく登場、先物取引が趣味(!)という個性派ヒロインに要注目です。父と二人暮らしをしていたエレノアは、冷酷な継母から、夫を探して家を出るよう迫られます。虎の子貯金で一人暮らしを始めようとしても、父のサインなしにはお金もおろせず――そんな窮地に現れたのが、州一番の放蕩伯爵。泥酔状態で木から落ちてくる、という登場からしてインパクト抜群ですが(笑)、直後にいきなりのプロポーズ。実は彼にも結婚せねばならない理由があり…著者お得意のユーモラスな会話が冴えわたり、くすくす笑って読み終えた後は、じんわり温かい気持ちに。可憐でロマンティックなお話が好きな方、絶対におすすめです!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
32
ジュリア・クインって短編しか読んだことなかった。楽しかったです。6歳児主導でヒロインとヒーロー三人で台所をこっそり襲撃、バタークリームをごっそり舐め取ってケーキの土台だけにしちゃう場面に笑った。放蕩者のはずのヒーローが可愛い。ヒロインも自分の結婚相手は思っていたよりずっとずっと素敵な男性だったんだわと惚れ直しているし(笑)。過去の女性とかライバルが登場しないので安心して読めたのもあるのか、ストレスなし。この作家さんの長編、もっと探してみます。2017/12/04
糸車
29
再読。可愛げのある男性は良いですね。優しく子供好きな夫にぐいぐい惹きつけられてきゅんきゅんしちゃうヒロインも可愛い。目覚ましより早くに起きてしまって、いつもなら寝なおすところをこれの再読に費やす。ほのぼのした気持ちで起床〜。2018/01/29
じょう
16
The Lyndon Sisters #02。前作『たそがれに恋した伯爵』ヒロインの妹。結婚を急ぐ2人が便宜結婚を。2人の会話がなんか鼻についてしまいました。ちょっと くどく感じました。2017/04/25
糸車
15
何度目かの再読。いやあ、愉快♪愛されるべきヒーローって素敵。寛容さとか、紳士であろうとする態度とか、茶目っ気とか。読んでいる間ずーっと楽しい気分にさせてくれるお話♡2019/06/21
rokoroko
12
作家で買っているジュリアクインなのに。このシリーズはイマイチ。忙しいので飛ばして読むというもったいない事をはじめてした。暇になったら読み返そうかな2016/07/31
-
- 電子書籍
- 植物魔法チートでのんびり領主生活始めま…
-
- 電子書籍
- 旅路の果てに【分冊】 4巻 ハーレクイ…