内容説明
イマリ幹部ドリアンが南極から脱出した結果、疫病は変異する。オーキッドは効力を失い、死者が急増することに。疫病に耐性を持つケイトは、スペイン南部の避難キャンプで治療法を探していたが、そこにイマリ軍が侵攻してきた! ケイトはデヴィッドと合流し、対抗策を探るが、彼女の誕生前に埋め込まれた太古のアトランティス人科学者の記憶に苛まれるようになる……。人類起源の謎に迫るSFスリラー大作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
130
この小説は、良くも悪くもあまり万人向けとは思えないが…。手放しでお勧めするには難がありすぎる。人類の進化・遺伝子・量子もつれ・などのキーワードにそそられる人には面白いだろう。この小説は纏まりが悪く、アクションと科学要素が上手くなじんでいない気もするが、absintheには直球ド真ん中の面白さ。2016/09/06
ケンケン
12
(507冊目)2017年初読本、上巻を読み終えてから時が過ぎ…ようやく封印解除し読了。人類学・神話・遺伝子学・量子…何やら面白要素がどっさり出てきたり、スピード感あって私的には楽しんで読めました(^^♪ より広い世界へと物語の風呂敷が拡がる第3部<完結編>を期待して読みたい。2017/01/04
キーツ(Nob Arakawa)
9
下巻はアクション抑え目でアトランティス関連の謎の開示がメイン。よく勉強して作品に反映させていることは認める。そして飽きさせずに読ませるパワフルな熱量にだけはほとほと感心する。がしかし全体的にはやはり説得力に欠ける後味しか残らないのが実情。主人公二人の性格付けも二転三転して一貫性が無かったしなぁ。さて文句を垂れつつもあと1冊を残すのみとなった。とっとと片づけてしまおう。なお最近ハヤカワのSFに信頼が置けなくなっているのは俺だけであろうか?創元SFの方がよっぽど良い作品出し続けてるのだが気のせいだろうか?2016/11/13
河内 タッキー
8
相変わらずテンポが速い。そして、下巻1/3から一気に謎が明かされていく。やや強引な感じがしないわけではないが、この勢いに圧倒され、納得し満足。しかし、これで終わりではないのだ。第3部が残っている。どんな結末を迎えるのだろうか。2017/01/11
ゆーぼー
6
映像化されたものなら問題ないが、唐突に時間と場所が変化する場面が頻繁に現れるので、活字からそれを読み取るのは少々辛かった。 第二部は第一部と比較して、ストーリーの進行が粗雑で乱暴になった気がした。 もともと映像化を狙って書かれたからだろうと感じた。 ここまで深みにはまったのだから、第三部で着地点を確かめない訳にはいかないだろう。2016/07/23
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