集英社オレンジ文庫<br> 金物屋夜見坂少年の怪しい副業 ―神隠し―

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集英社オレンジ文庫
金物屋夜見坂少年の怪しい副業 ―神隠し―

  • 著者名:紙上ユキ【著】/宵マチ【イラストレーター】
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • 集英社(2016/07発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784086800808

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内容説明

夜見坂少年が先代から引き継いで営む金物屋では、まじないや憑き物落としの相談も受けている。やけに老成した彼によると、不本意ながら副業である「まじない屋」の方が繁盛しているらしい。男爵家の令息で医学生の千尋は、自身が絡む呪いの一件で彼と知り合い、なんとなく関係が続いている。そんなある日、千尋は夜見坂少年の副業を手伝わされることになり…?

目次

神隠し
反魂香

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

49
どうやら夜見坂少年、ただものではないようだ。論理展開や時代設定が見事。次巻もお待ちしています。2016/08/01

はつばあば

41
年齢不詳の夜見坂少年に子供が??。とんでもない大きな息子に笑ったが彼の生い立ちの一部がわかってちょっと落ち着いた。そしていくら「まじない屋」と看板上げても幼い顔立ちでは・・と一作目に登場した千尋さんを先生に、消えた令嬢を探す「神隠し」もそれなりに面白かったけれど、アニメっぽい小説にしてはシリアスな『反魂香』。これは戦争を題材にした兄弟の絆の話ではありますが、とても大事な事です。戦争なんてものは不景気になればなるほど政治家や大企業の画策でいかようにももって行かれます。困るのは庶民、若者です!。良い警鐘本です2018/11/15

よっち

37
金物屋を営むも不本意ながら副業である「まじない屋」の方が繁盛している夜見坂少年。医学生・千尋と消えた料亭の娘の謎を解いたり、武官を目指している弟の元に戦場で事故死したとされる兄が現れる反魂香の話が描かれる第二弾。今回は事件を解決に動くというよりは、大正時代っぽさが強く反映される世界観の中で、恋する男と添い遂げるために思い切った行動に出たお嬢さんや、きな臭くなってきた状況で弟を心配する兄の想いを、裏方としてフォローするような役回りでしたけど、これはこれでいい感じですね。続編あるようならまた読んでみたいです。2016/06/22

ネムコ

20
短編集かと思いきや、中編2編。特に「反魂香」の方は世界観を作りこんでいて骨太でした。軍人の家の兄弟。兄は戦争へ行って、そこで事故死し、遺骨も遺品も帰ってこなかった。弟は武官試験に受かり、これから軍人になるための道を歩み出す。そうして母は、兄を黄泉より呼び戻すために怪しげな行者より「反魂香」を贖い、焚き始めた‥‥。戦争って冷静に見れば愚かな行為なんだけど、当事者にしてみれば、その道しかないように見えるのかもしれない。弟・葉月がこれからどんな人生を歩むのか。自分が幸せと感じられる生き方ができれば良いのですが。2016/07/12

19
まじない師…本業は金物店の店主である夜見坂平くん。この子は本当に幾つなのかな?  見た目は子どもなのに…話すことはほ老成していて…何だか不思議な感じの少年です。そして千尋くん、おっとりしていて、夜見坂少年とは、大違い、でも二人の関係がとても良いです。楽しく読めました。2024/10/19

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