内容説明
清華堂の若奥様となり、娘にも恵まれた世津はつかのまの幸せを噛みしめる。だが家運を賭けた大取引に失敗した夫は女に溺れ、支えであった父は老舗の行く末を憂えながら逝ってしまう。そんな時、少壮実業家となった信吉と再会した世津は、胸の奥深くに沈めていた恋情が、未だ燃えつきてはいないことを知る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともくん
47
亮介の身勝手さばかりが目立った。 そして、歴史は繰り返す。 世津の娘までもが....... 何故、世津に不幸が襲いかかるのか。 いくら物語であっても、不憫でならない。2021/03/13
くぅ
1
褪せない文学というのはこういうものを指すのだろうか。引き込まれる世界観。感情移入が止まらない。有紀の恋に対する情熱、世津の人格の洗練さに、私にはない「覚悟」の強さを端々から感じた。男女平等を謳う現代からすれば時代錯誤な明治時代の世の様子なのに、不思議と不快感もなく、愛を感じたり憎しみを感じたりととても読んでいて楽しい。下を読むのが楽しみだ。2025/06/09
レンズマン
1
これでもかというほど不幸の連続。世津が再び幸せになれる日はくるのだろうか・・2013/02/09
Yuko
0
静岡の老舗お茶問屋の一人娘セツの一生を描く。上巻ではセツの娘時代から結婚して子供が産まれ、夫の浮気や昔駆け落ちした信吉との再会などが描かれた。この中巻ではセツの一人娘の恋愛模様や夫の死、セツ自身の再婚についてなどが描かれる2024/11/26
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