内容説明
芸術家夫婦は愛と憎しみに苦しむが、三田村と笙子の間には愛が芽ばえる。しかし、青いモスクの街イスタンブールで、奇しくも再会した4人に、運命は過酷な不意打ちをくわえるのであった。――飽食の文明国日本と、古代から変らぬ素朴なトルコの大地に展開する、愛と死のロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まこ
6
義理の親子である永子と笙子の二人に手を出した三田村はどうするのか。答えが出ないうちに夫で父親である権藤の病気と体の秘密が明かされ終盤の展開が一気に加速する。そこには三田村も笙子もいない、永子と権藤の二人のみ。三田村は狂言回しであくまでも主役は永子達だと断言していた。2018/07/26
彗
3
終わり方が余りにも予想外の展開でびっくり。青はイスラムの地で天国、すなわち死を意味する色。どことなく寂しくも悲しい青にこの本を読んでいるとき包み込まれる。私はやっぱり永子が好き。女優として女として生きる生き様が、かっこいい。彼女の様に、男を誘惑してみたいものだわ。2011/01/25
きりん
1
イスタンブールでの永子と権藤の邂逅がなんだか不穏だなぁと思っていたら…なんというラスト。青の色の意味が天国であり死であるということを考えると納得。永子の女優然とした態度が美しくもかっこよくて好き。誰も幸せにならない話。2021/06/08
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