内容説明
著者は庭に訪れる雨と風と太陽が行う不思議に心を奪われています。彼の庭は猫額大、広くはありません。しかし70代にして思い立ち、雨、風、太陽たちと不思議の世界に遊ぶために庭を鍬で耕して種を蒔いたりし始めたのです。それが高じて今はダダダダとやかましい音を立てる耕耘機まで買ってきて農耕活動に精を出しているのです。滋味とユーモア溢れるエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Sakie
14
年齢を重ねたからこそ出せるおかしみというものがある。力まず、企んでか企まずしてか、邪気なく笑わされてしまう。農作物の栽培が本業でないゆえに、思いつくままあるいは得た情報のまま右往左往する日々は、私のそれそのものだ。私だって寝巻に突っかけで"わが農場"に突撃したいもの。日々忙しない。だけど、植えたものが何も無くなったときの気持ちは心安らかであると同時に、物足りなくも感じるだろう。するべき作業が無くても、毎日眺め、祈る。生物として根源的な、かつ崇高な遊びだ。作付け図と農事日記を取り急ぎ整備にかかる。2025/08/06
ああああ
13
本書はチャペックの『園芸家12カ月』や、内田百閒の文章にも例えられているようで、文庫解説は著者を愛する宮田珠己さん …ときたら、私にとって面白くないはずがない!と購入。そして読んだ結果としては、大変面白かったです!ちいさな菜園で繰り広げられるあれこれのできごと。どんどん些事にこだわり、果てしなく脱線していく菜園記を満喫しました。ひとりのクワイ好きとしても同好の士を得たように思えて嬉しい。クワイ美味しいですよね。一年通して食べたいですよねクワイ。2016/04/25
まこ
4
家庭菜園奮闘記エッセイだが、持っている農場広いし、戦時中~戦後にかけて家族で自足自給の生活送ってた時の経験も活かされているから普通の人が真似をすると痛い目見そう。作物に害をなす虫との対決ややたらとクワイにこだわるとことか時価菜園ならでわのエピソードが楽しい。2019/12/30
がんぞ
3
喜寿を越えペースメーカー入れ一級障害者だが自転車散策が趣味/わずか東西13メートル、南北3メートルの自家菜園(英国人知人に「私も農園を持っている」といって、それ以上語る時間がなかったが、彼は農地といえば1エーカー約4千㎡以上をイメージしたのではないか。だが東京都世田谷区としては贅沢な土地利用かもしれない。朝食のサラダにする菜っ葉が主のミニ菜園でも手に鍬で耕すとなるとかなり苦で、原付単車より小さなエンジンの耕運機を買い込むと快適!採算度外視/正月料理の定番クワイの池にボウフラが湧いてメダカを買いに行ったり…2025/04/09
kana0202
2
わらえる。家庭菜園、いつかはやってみたいと思った。解説もなかなか良い。2023/08/03
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