小学館文庫<br> 船に乗れ! I 合奏と協奏

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小学館文庫
船に乗れ! I 合奏と協奏

  • 著者名:藤谷治【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 小学館(2016/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094063004

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内容説明

本屋大賞候補の音楽小説三部作、新装文庫版を電子化!

 新生学園大学音楽科の創設者を祖父に持つ津島サトルは、プロのチェリストを目指し、一家の敷いたレールに乗っていたはずだった。しかし芸高に落ち、失意のまま新生学園大学付属高校に入学する。
 サトルはそこで一流の音楽を奏でるため奮闘する同級生たちに出会う。フルートを奏でる美少年・伊藤慧とポニーテールの鮎川千佳。そして、見たこともない澄みきった目をしたヴァイオリン奏者、南枝里子。オーケストラの想像以上に過酷な練習は、彼らを戸惑わせる。夏休みのオーケストラ合宿、文化祭、南とピアノの北島先生とのトリオ結成と、一年は慌ただしく過ぎていくが……。
 本屋大賞ノミネートの傑作青春音楽小説3部作が、人気漫画家・穂積さんの描き下ろしカバーイラストで新装文庫化!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まるる

56
読み始めは中二病的な部分が辛かったけど、高校生になってからは、俄然面白くなった。初恋の甘酸っぱさと音楽に向き合う姿が堪らない!オーケストラの本番や、ピアノトリオを練習&演奏する場面の緊張感。おじいさまが弾いた曲の意味。ホームコンサート後の胸キュン展開!!読みながら確実に体温上がってた。物語に入り込んでた。読み終わって現実に戻ったらなんか切なくなってしまった。青春っていいね。クラシック音楽に関しては、造詣が深いわけではないけど、聞き覚えがある有名な曲を演奏してくれるのも良かった。続巻も期待!2016/09/07

ユメ

40
以前読んだときは主人公と同年代だったけれど、改めて読み返した今の方が、自分にとってより感情移入できる特別な物語となった。「あの頃の僕は、もういない」大人になった「僕」の独白が自分のもののように思える。何か途方もなく大きなものを失ったという思いが、どうしようもなく理解できた。音楽が日常の中にあった頃と音楽をやめたあとでは、BCとADぐらい違うから。そんな「僕」の高校生時代。若さゆえの傲慢と、合奏の喜びを知る瑞々しい感動、そして恋。二人が削り合うように奏でるメンデルスゾーンのピアノ・ソナタが心に突き刺さる。2017/04/20

たるき( ´ ▽ ` )ノ

32
Kindle Unlimitedにて。かなり専門的な音楽用語が出てくる。主人公の理屈っぽいところが苦手だが、演奏シーンは面白い。これからどう展開していくのか気になる。2023/10/07

メルル

30
音楽と恋。これだけ聞けば「なんと乙女な雰囲気」そう思えるが、少々登場人物に難あり。どこか曲者揃いの言い知れない雰囲気。津島の哲学書を読み漁り、プライドが高いその性格。若気の至りのような痛い過去の回想。お金持ちのホーム・コンサートや純粋な恋愛。ひとむかし前の雰囲気がおしゃれで素敵。音楽小説としてはかなり良作に思えた。あんな津島だけれど、確認しあっちゃうところが純粋で可愛らしいな。2016/08/29

りさ

20
ちょいちょい出てくる、このときはよかった、このときは気づいてなかった的な発言が気になるけど、基本的にはすごく好みの音楽で胸が熱くなる系のお話。おじいさまの選曲がよいです。続きとても気になるので、一気に読みたいです。2018/05/30

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