出版社内容情報
千野隆司[チノ タカシ]
著・文・その他
内容説明
神田上水の堀が決壊した。その甚大な被害が明らかになるにつれ、普請奉行の責任を問う声が日ましに大きくなっていった。次兄の縁から原因究明を依頼された豊之助と北山同心は、不審な人夫たちと侍の存在を突きとめた。彼らの正体を探っていくと、ある陰謀の存在が浮かびあがってきた。豊之助と北山は果して事件の真相に行きつけるのか!?好評シリーズ第五弾!書き下ろし長編時代小説。
著者等紹介
千野隆司[チノタカシ]
1951年東京生まれ。國學院大學文学部文学科卒。出版社勤務を経て、90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。時代物シリーズを始めとする著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フキノトウ
16
シリーズ5。故意に堀を決壊させた下手人を探すことになった豊之助。それ以上に、子どもの弟子梅太の泣き虫っぷりと子どもたちの初めての試合の方がとても面白かった。2019/07/13
ひさか
4
2017年4月双葉文庫刊。シリーズ5作目。子供剣術大会と陰謀事件の探索の話。子供達の様子も楽しいが、お美代との心が通じあった会話も楽しい。二人の行方と道場の行方が、どうなるか気にかかります。2017/07/26
かずちゅう
2
気弱な梅太が来栖道場の仲間入り、子どもたちは初めての試合に挑み、豊之助は北山と上水決壊をした犯人を追い詰める。相変わらず千代丸、お美代、お若が活躍してます!2022/10/30
クー
1
洪水を起こした犯人を探す話。こどもたちが、試合に出る2024/06/21
アニータ
1
豊之助シリーズ第5冊目。豊之助の弟子も少しずつ増えてきました。中西道場に帰る日が近いのでしょうか。それともこのまま来栖道場を栄えさせていくのでしょうか。少し気になり始めました。2019/04/17