内容説明
ついに日米開戦。マドリードで日系ペルー人として諜報活動を続ける北都昭平とイギリス秘密情報部のヴァジニアとの関係は、困難なものとなる。そんな2人の前に1人の日系米国人女性が現れる。第2次大戦下のスペインを舞台に白熱する情報戦を描いた、『イベリアの雷鳴』『遠ざかる祖国』に続く長編第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつうら
51
イベリアシリーズの3作目。おなじみの登場人物たちに加えて、新たにアメリカ政府筋の諜報員たちが活躍を見せることに、日米開戦以降の時代の流れを感じる。上巻のハイライトは、カナリス提督がヒトラー失脚後のドイツを想定して、隠密に連合国側と和平工作を行おうとするシーン。どうやってか隠密会談のことを察したゲシュタポに踏み込まれ、絶体絶命か!という瞬間、スペイン治安警察の機転によって救われる。日ごろから北都が各方面と友好関係を築いているから助かったかと思いきや、だんだんと連合国側の謀略を思わせる著者の演出が心憎い。2023/10/06
えと
16
何とも小気味のよいテンポにドキドキハラハラな展開。国としては、連合軍か枢軸軍か中立国かは、額面上ははっきりしているが、その分子のスパイか個人かは誰が敵か味方かわからない。下巻に進みます。2016/03/25
Yoichi Taguchi
4
イベリアシリーズ第三弾:前作に続いて北都昭平、ヴァージニア・クレイトンを中心に話が展開していく。駐西日本公司・須磨彌吉郎も活躍するがある意味では猿回し的な役割か?杉原ナオミが新たに登場するが、彼女の役割(正体)が気になるところ。それにしてもロマニジョス伯爵夫人・イネスが良い役割をしていて格好いい。2025/02/01
ひで
3
下巻へ。2017/01/24
でつ
2
シリーズなんですね。いきなりこれから読み始めて、歴史が苦手な自分は良くわからないこと多し。そしてカタカナ名前がいっぱい出てくるしそこでつまずいている自分がいました。読ませる力はすごい、ぐいぐい読めます。2017/12/29
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