内容説明
仏教は、日本人は、「身近な人の死」を上手にのりこえて、自分自身が生きていく糧としてきました――著者「今」をよりよく生きるために、「お別れ」をどう考えるか。◎「逝く人」に何をしてあげられるか?◎人は「たくさんの縁」の中で生きている◎節目節目で「けじめ」をつける◎古くからの習俗には、それぞれ深い意味がある◎「葬儀」にまつわるリアルな話◎「まだそのあたりに居そうな気がする」心理◎次の生での救いを願うために……etc.ベストセラー『気にしない練習』の著者が語る、お葬式の「泣ける話」「ちょっと笑える話」、そして「感動する話」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佳乃
31
最愛の父を亡くしたばかりで、まだ心の整理もつかず手に取ってみました。七七日までにはちゃんと送らなければ、亡き父を現生に留めてしまうと思うからで・・・通夜・葬儀それらのことは故人・残された者たちの心の空洞を埋めていく過程でもあるということ。また、故人がどのようにあの世への道へと送るかということ。うまく言えないけれど、何度も何度も読み返してキチンと父を送り、父に恥じない生き方を出来るようにしたいと思います。心の空洞はキットなかなか埋まることはないだろうけれど、皆が今後どう幸せと感じるかにもあるように思います。2016/02/21
Kousuke
5
明日のおばあちゃんの1周忌で購入しました。マナーから、どう「お別れ」をしてきちんと見送れば故人と自身と周りの人達の為になるのか、その後私たちが心豊かに過ごしていくための考えが参考になりました。年始早々すいません。でも、この本のおかげでいい法事ができそうです。ちなみに、法事とは死を迎えた故人がそのあとに、精神的な円熟を目指して、年月をかけて徐々に、生きていたときのしがらみを解きながら、精神的に向上していく過程と、遺族の方の、亡くなった寂しさの心の空洞化を埋めたり、故人への負い目を解消する目的があるとの事です2016/01/02