内容説明
「よう――俺の敵」 “世界”を、そして“物語”を終わらせるため、「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”に「狐面の男」はささやく。キーワードは、加速。そして、世界の終わり。何より、物語の終わり。待ち受ける刺客、《十三階段》の向こう側にある“終わり”の果てにあるものは――!? シリーズ最終楽章となる『ネコソギラジカル』三部作の前奏曲がついに奏でられる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
315
ついにシリーズ最終作。今まで名前だけ出ていた登場人物なんかも登場し、漫画チックにベタな盛り上げ方だがちゃんと盛り上がる。十三階段は七階段くらいでも良かった気はするが、まだ登場していないキャラも気になる。反面、玖渚の『チーム』のメンバーは出てくる気配がないが、このまま出てこないで終わってしまうのだろうか。中巻でけっこう悲惨な状態になりそうなフラグがところどころで立っており、本当に憎いところで上巻終了。ただまぁ、残りの尺を鑑みても、いーちゃんの過去関連は回収する気のない伏線なのだろうなと少し残念な気はする。2017/07/06
優希
78
始まりの終わりであり終わりの始まりでもある物語の序章という印象を受けました。戯言遣いから見れば物事は始まる前から終わっているのかもしれません。そんな中での幕開けとなる「十三階段」との戦い。異能バトルであるが故の異能バトルでないのが戯言ならではですね。まだ階段は上られたばかりです。続きのない終わりが見えつつも物語は展開していく。今後、戯言と共に世界の終わりを見たいいーちゃんが向かう先は何処なのでしょうか。2017/04/16
まりも
69
再読。戯言シリーズ最終章の前編。主人公であるぼくと狐面の男率いる十三階段の終わりの始まりである戦いが始まる話。異能バトルのように見えて、異能バトルじゃない。物語も最終章に突入したことで、一気に加速してきましたね。加速しすぎていて理解するのも追いつかないレベルです。色々と見所も多いし、本当に密度の濃い1冊ですね。正にこのシリーズの終わりの始まりに相応しい、混沌とした内容になっているので読み応えもかなりあるので読むの疲れました。わけがわからんけど兎に角スゴい事だけは分かるっていうね。次巻も再読予定。2016/09/08
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
29
再読。哀川さんの再登場の瞬間とかなかなかいいんだけど、個人的にすごい出夢くんがいい奴になってて好感度アップ。2016/10/12
Yobata
28
《戯言》シリーズ第6弾(上)。出夢くんとの戦闘で入院していたぼくに崩子ちゃんやみいこさんが見舞いに来てくれていた。その最中、ついに狐面の男の攻撃が始まる。狐面の男の手先である《十三階段》が揃い、その十二段目,奇野頼知が襲来する。なんとか退けるが、みいこさんがやられてしまう。博多の出夢くんや鴉の濡れ羽島のひかりさんから狐面の男である西東天や十三階段についての情報を集め、誘い出された澄百合学園跡へ決着をつけに行く…。ついに終わりが始まる。人が傷つくくらいなら自分が傷ついた方がいい。そんな一人で背負い過ぎ,→2012/07/08
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