内容説明
「――諸手をあげて、喜べよ」人類の最終存在、橙なる種・想影真心を伴って、「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”の前に「狐面の男」は現れる。バックノズル、ジェイルオルタナティブ……。“運命”の最悪の傍観者たる彼が唱える“世界の法則”は、この世の“真理”そのものなのか!? シリーズ最終楽章となる『ネコソギラジカル』3部作、すべてが予測不可能な主題が激しく錯綜し旋律する、待望の中巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
316
序盤でいきなりカタストロフが演出され、そこからの這い上がりを期待させる工作活動を描きつつ、十三階段のメンバーを小出しにだして、人気キャラ?の再登場で最高潮まで持っていって、最後は気になる引きを作って下巻へ…という一見巧みな構成で読ませるが、いざこうして感想を書き始めると、頁数の割りに内容薄かったなとも思う。最初の第十幕が一番の盛り上がりだった。絵本さんが面白くて好き。西東天は何がしたいのか本当に意味不明。下巻での落としどころはだいたい見えたが、熱い展開が期待出来るのは確かなので、一気に読み進める。2017/07/07
優希
78
終わりのはずの物語は徐々に加速していきます。始まってしまえばそれは終わりではないわけで。十三階段がボロボロになってくのと同時に戯言遣いも壊れていく。それは物語の崩壊を招いているように思えました。狂い、惑い、朽ち果てるのは運命なのかもしれません。止まっていた歯車が急にまわりだしたように。終わりとは、始まりとは何か謎のままで続いていき、その疑問にすら置いてかれるいーちゃんはまさに戯言そのものに見えました。中断のない戦いの中で現れた零崎が全てを奪った感があります。2017/04/16
まりも
58
再読。戯言シリーズ最終章の中編。サブタイ通り世界最強の赤・哀川潤と橙なる種・想影真心が衝突するところから始まる話。いやー、これは素晴らしい。激動とは正にこのこと。戯言遣いシリーズ最終章の繋ぎとなる話なだけあって、物語の加速具合と登場人物の使い方が抜群に上手いですね。特に殺人鬼・零崎人織の登場シーンは何度読んでも盛り上がる。一切退屈させる事なく、次へ繋げるって西尾維新ホンマすげーわ。戯言遣いのいーちゃんと死線の蒼・玖渚友の物語も次巻でいよいよ完結です。色々と思い出しながら最終巻を読み返す予定。2016/09/10
Yobata
29
《戯言》シリーズ第6弾(中)。狐面の男が集めた十三階段の最後の一人はなんと、人類最終,かつてぼくが殺した筈の想影真心だった。真心は意識が不安定の状態で、出夢,崩子,萌太,そして人類最強の哀川さんまでもなぎ倒し、狐面の男は真心と哀川さんを連れて消えて行く。この件で出夢は真心に殺され,萌太は崩子の身代わりに轢かれて死亡し,崩子は精神が崩壊してしまう。ぼくは反撃に出る為、零崎を保険に,防御を玖渚に頼み、狐面の男の手足をもぐ為、十三階段を取り込む事に。しかしその最中、真心が力付くでこちら側に逃走し、→2012/07/09
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
28
再読。いやー入院中にはこの分厚さ良いですねー。中巻は真心のお話で、あと、んーと、誰も死なないかと思ったらそうでもなかった。頭巾ちゃんがどういう意味で狐さんにとってすごい奴だったのかめちゃ気になる話ですが。いーちゃんの過去といい、微妙に隠すのやめてっていう。確か最後までわからない妙な伏線残しあるよね…。ラストは懐かしの再開と衝撃の事実ってとこか。2016/10/14
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