電撃文庫<br> Fate/strange Fake(3)

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電撃文庫
Fate/strange Fake(3)

  • ISBN:9784048657631

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内容説明

偽りの聖杯戦争を生贄として、本物の聖杯戦争を呼び起こす。それが黒幕たちが執り行った大掛かりな仕掛けだった。偽りの聖杯戦争最後のサーヴァントにして真なる聖杯戦争の一柱となる英霊、謎の『セイバー』の召喚を皮切りに、真なる英霊の六柱がスノーフィールドの地に続々と出現する。最強の英霊ギルガメッシュと互角に打ち合う『アーチャー』、黒幕の一人ファルデウスが召喚した『アサシン』、そしてフランチェスカが雇った若き傭兵・シグマが召喚してしまった“エクストラクラス”。だが、シグマはまだ知らない。彼が呼び出したモノが、英雄とも神魔の類とも表しがたい、一際異常な『現象』であるという事を。雇い主の好奇心を満たす為の不確定要素でしかなかった彼が、最大のイレギュラーとして戦いに巻き込まれることも…。開戦の日の夜明け。スノーフィールドという歪な戦場に、全てのピースが揃おうとしていた。最後に組み上げられる絵の完成図すら、誰一人想像できぬままに。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズ

83
ギルガメッシュ・真ライダー・真アーチャーのバトル、セイバーとランサーの同盟、エクストラクラス『番人(ウォッチャー)』の登場など、今回も面白く、ほとんどの陣営が出揃った。全体的に不穏な空気が流れる中、現代の音楽にはしゃぐセイバーや、ランサーのマスターの銀狼をモフモフするアヤカが癒し。ギルが親友との再会によって上機嫌であり第四・五次聖杯戦争の時よりも寛容で、時臣の時のようにマスターを見限る様子がないので安心。セイバーを含めた何名かのサーヴァントの真名も判明し、13の陣営に分かれた偽りの聖杯戦争の行方が楽しみ。2016/09/22

まりも

74
成田良悟が描く、贋作の聖杯戦争物語の3冊目。次々とサーヴァントが揃い、各陣営が新たな動きを見せる話。うん、すごいなコレ。冒頭から最後の一文に至るまで全てがとんでもない事になっているので、一体何を書いたら良いのかわからんレベル。これでまだプロローグとか嘘でしょ。もう最初から最後まで余りにも面白すぎてページを捲る手を止める事が出来ませんでした。美味しいところを総取りして、成田風にアレンジしてるから読み応えも最高やね。先読み不可な偽りの聖杯戦争の行く末は何なのか。次巻も超楽しみです。早く読みたい。2016/05/12

水無月冬弥

46
成田良悟先生(@ryohgo_narita)の #ラノベ。ようやくメインとなるキャラが勢揃いといった感じですね。海千山千&個性豊かすぎるマスター&サーヴァントが勢ぞろいしたわけですが、もうどうなるかわかりませんねえ。戦力差も個性も目的も違いますし、多少の戦力差はひっくり返してしまいそうなメンツですしね、これまでサヤカがメイン主人公かと思っていましたけど、Σくんが主人公なんですかね、うーん、わからん、4巻が楽しみすぎる。2016/06/14

流言

40
『ハハッ! 僕を喚ぶなんて、此度のマスターは随分と変わり者みたいだね?』いやぁミッキーマウスの英霊はヤバイでしょ……と早とちりしたが、ミッキーマウスじゃなくてホッとした。ジャック・ザ・リッパーの女の子に返信してしまった話、きっと由来があるんだろうけれどよくわからないぞ? と思ったらFateGOでのリッパーを踏まえたネタなんですね。衛宮切嗣の縁者やアヴェンジャーの正体であったりといった点で、人と話したくなるネタが多いのでやっぱりこういう作品は一人で楽しむだけでなく一緒に語り合う仲間がいたほうが楽しめそうだ。2016/05/27

わたー

39
★★★★★情報量が多過ぎて内容が濃かった。虚淵さんの帯コメントがこの作品を端的に表している。Fateシリーズに限らず、様々なTYPEMOON作品からネタを入れていることに加え、真サーバントたちの真名も続々と明らかになるためかなりカオス。ようやく真偽のサーバントが出揃ったので、ここからどう展開していくのか楽しみ。狂人、エクストラクラス、オルタ、概念など、よくぞまあこんなにもバラエティーに富んだ登場人物たちを集めたものだ。それにしても、まだ序盤ということが信じられない。2016/05/11

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