大奥の座敷童子

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紙書籍版価格 ¥726
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大奥の座敷童子

  • 著者名:堀川アサコ【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 講談社(2016/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062933827

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内容説明

時は黒船来航に揺れる徳川家定の治世。 奥州にある野笛藩一の美女、今井一期(イチゴ)は貧する国許を救うため、野笛出身の座敷童子を連れ戻すべく、大奥へ奉公に上がる。出没する“枕絵の妖怪”や人が死ぬ際に泣く妖怪“泣きジジさま”に翻弄されながらイチゴが知った座敷童子の正体とは? 温かい涙でじんわりと笑みがおとずれる、大人気「幻想シリーズ」の著者が放つ癒やし時代小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

56
あまりのラノベテイストに読むのが恥ずかしいような気がしたけれど、次第に面白くなってきた。財政難の小藩から、大奥にいる座敷童子を連れ帰るというミッションを課されたイチゴ。大奥に巣食う妖怪や幽霊、それより怖いお局様…。コミカルながら江戸の時代背景もしっかりと描かれ、中学生くらいの読み物としてはよいと思う。2022/08/21

yamatoshiuruhashi

46
なぜか積読山にあった「幻想郵便局」がホンワカとしてよかったのでこの人の本を数冊一気読みすることにした。その3冊め。「大奥の」となっているが中身はライトノベル的。登場人物が女子高生のような話し方をしているのに違和感を感じるが、いやいや、時代劇を求めているのではなくお伽噺を読もうとしているのだと思いなおしつつ読み進める。「座敷童子」の正体は、その手もあったかと言う感じだがどうも収まりが悪い。そのような収まりを求めちゃいかんのだろうな。柳田国男、折口信夫両大先生もびっくりの解釈?2021/07/26

ともとも

29
ふとしたことで、大奥に上がることとなった一期。 不可思議で、難解で、ハラハラさせられる事件に巻き込まれていく。 そして、個性的で、人情味溢れる人たちとの出会い、 感動で物語全体が包まれ、読み手の心を暖めていく、 そんな、素敵な物語で良かったです。 2016/08/27

ひさか

27
2015年3月講談社刊。書下ろし「おっかさま」を追加して、2016年5月に講談社文庫化。タイトルに惹かれて読みました。しっかりした展開で、幻想シリーズよりも、楽しめました。2017/02/15

わゆ

22
貧乏藩の窮地を救うために、大奥に入って座敷童を探すことになったイチゴ。家定時代の大奥ものファンタジー。純真で犬猫に好かれまくりなイチゴが可愛くて好きです。文庫書き下ろしの「おっかさま」は、お麦ちゃんが気の毒すぎ。2016/08/10

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