内容説明
心中する文士、逃げる文士、うまく立ち回ろうとする文士…姦通が、世の禁忌であり罪悪だったころ、それが白日の下にさらされた時に文士が見せた顔、顔、顔。明治から昭和にかけて、各時代を代表する文士・男女十一人の姦通をめぐる事跡を、『昭和文学史』を書き上げた「名探偵」川西政明が丁寧に追う。普段目にすることが少ない、「文豪若かりしころ」の写真も多数収録。姦通に苦しみ姦通により更なる元気を得た文士が、渾身の力で織り成す人間曼荼羅を堪能できる新書。
目次
大正文士の姦通(二度にわたる姦通事件―北原白秋;「愁人」からの逃避と自殺―芥川龍之介;妻譲渡事件の謎―谷崎潤一郎;「文学の鬼」とヒステリーの相関関係―宇野浩二)
女性作家たちの姦通(楽しく姦通しながら生きていく私―宇野千代;夫公認の姦通―岡本かの子;「くれなゐ」に燃える暗い性―佐多稲子)
文豪たちの姦通(姦通から情死へ―有島武郎;文豪だって妻を裏切る―志賀直哉;妊娠した姪を捨ててパリへ逃げた―島崎藤村;幻の姦通―夏目漱石)
著者等紹介
川西政明[カワニシマサアキ]
1941年大阪生まれ。中央大学卒。河出書房新社に入社、文芸編集者生活を経て、三十年間文芸評論活動に専念。『わが幻の国』(講談社)で第二十五回平林たい子文学賞受賞
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