内容説明
前世の記憶を持ち、卓越した魔術技能を持つテオドール=ガートナーは従者のグレイスとともに、迷宮都市タームウィルズで暮らしていた。
第二の魔人を撃退し、王家の派閥争いを裏から操っていたローズマリーの陰謀を阻止したテオドールたちは、久しぶりの我が家へ帰り、疲れを癒やしていた。だが、そんな安息の日々は世界の秘密を知る女神との出会い、新たな魔人の襲来によって儚く崩れて去ってしまう。そして、魔人の襲撃と呼応するよう王家の派閥争いが再び巻き起こり、テオドールはまたしても王位簒奪を阻止するために動き出す……のだが、事件の犯人だったローズマリーは牢の中。果たして、一連の事件の黒幕とはいったい誰なのか――!? 転生×魔法バトルファンタジー、第4弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sibasiba
8
迷宮の村は仕方がないのだが去勢された箱庭っぽいのでユートピアかディストピアか個人的に微妙かな。クーデター騒ぎは黒幕が予想以上に底が浅かった。まあ迷宮があるとは言え平和ボケと腐敗の余地はたくさんあったのだろう。2016/12/08
爺
7
第二王女マルレーン暗殺未遂の真犯人を探す話。淡々と進むのだが、やっぱり緩急がないので読むのが惰性になっている。先へ先へと引っ張る吸引力がイマイチ乏しい。続きは……う~ん、どうしよう。2019/11/21
こー
4
ロイなー小者すぎたかな2017/01/19
yuhta
2
淡々と物語がすすみ読みやすいが、ワクワク感は皆無。 とりあえず惰性で今巻まで読んだが、次巻は読まない。2018/06/06
加賀ますず
1
マルレーンの声を奪った真犯人を暴け!!14歳にして異様な戦闘経験と知識を手に入れた主人公テオドールが、自分の大切な人達の平穏を守るため無双する異世界転生物語シリーズ第4弾。前巻の騒動でマルレーンの声を奪ったのはローズマリーではないと判明し、真犯人追求の為離島で使用人に扮して下手人を炙り出す作戦にでたテオドールであったが…という内容。ファンタジーの中のちょっとしたミステリはSAOを彷彿とさせ、新鮮味があって楽しむことができた。迷宮の謎が少しずつ明かされてきているのも気になる。2019/02/27