- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少女/レディース)
内容説明
光は射すのか… どちらかの唇が切れた。血の味と、彼女の匂い。透明に無限な悲しみは時に洗われ、世界に優しい時間が流れはじめる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
60
血の味、悲しみ、怯え、それらが美しく描き出されていました。恐怖から逃れるように自分の殻の中に閉じこもる。そして、何事もないように優しく流れていく時間があります。それが破れたときが切なくて。飛べない昆虫のように縛られ、動くことすら忘れていく。それを思い出したとき、世界は少しずつ変わっていき、悲しみが薄れていく、そんなことをつらつらと考えました。2016/10/05
あっちゃん
8
内容的にはキツい話だけど、イメージは静かに時が流れていく感じ!原作よりもコミックの方が優しい感じになってるような……2013/05/04
ネロ
7
ちょっと一巻うろ覚えでしたが、河原のホームレスの男性の過去編なんですね。子どもたちは大人によって誰しも閉じられた世界に縫い付けられてしまっているんだな…ピンで翅を固定された飛べない昆虫のように。いつか外へ飛び立てるものもいれば、動くことすら忘れてしまったものもいるようで、読後感はやはり切ないです…2013/03/18
Saori
4
原作読んで思い描いていたものと、ほとんど変わりなくて……。改めて道尾作品の素晴らしさを感じました。原作と漫画と初読できた今日一日は、私にとってとても素晴らしい日となりました。2012/11/26
がつを
3
一巻よりもややいいかなあ。 サチ 幸せになって欲しいよ。2013/04/28