内容説明
どこにも行かないことが、最高の冒険になる。
リアルでもネットでも、いたずらに動き回っては気の散る現代社会。
つながりの時代に必要なのは、立ち止まって、静かに佇むこと。内面を移動すること。
世界を巡ってきた人気の紀行作家が、レナード・コーエン、マハトマ・ガンディー、エミリー・ディキンソン、パスカル、
といった先人の言葉や瞑想・安息日といった実例を引きながら、「どこにも行かない」豊かな旅へ招待する。
Small books, big ideas. 未来のビジョンを語る。
人気のTEDトークをもとにした「TEDブックス」シリーズ日本版、創刊!!
「メールの自動返信を設定し、ランニングマシーンに乗っているときにテレビを消し、多忙な一日の(あるいは街の)中で
静かな場所を探す。こうした行為はすべてあっという間に思いがけないスペースを切り拓いてくれる。
〔…〕スピード重視の時代において、ゆっくり進むことほど人を活気づけるものはない。わたしはそう思い始めていた。
なにかと気が散りがちな時代において、物事に集中することほど贅沢に感じられるものはない。
そして、絶え間ない移動の時代において、静かに佇むことほど大切なものはないのだ」(本書より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ののまる
7
言ってることは共感するけど、ちょっと文章として、体に入ってこなかったのはなぜ。2016/03/02
キムキム
2
SNSと遠ざかりたくないか、とか、時間ないけど時間見つけて行った映画館で集中して見たはずの映画が、結果的に何も持ち帰れず空虚な気分になることもある、と感じる日々のことが痛く突つかれた気分になって逆に辛いです。どこにも行かないことって勇気いるよ!どこにでも「行った」人が叶えられる、「行かない」選択でもある気がするから、自分はまだ静かを創れない気がする。もう少し色々どこかに行きたい、何かをしたい。「天国は他のことを考えなくていい場所」って、もうすぐ温泉に浸かれるような気分にさせてくれるのはありがとうです。2020/02/04
ジョン
2
行動と心を伴わせるのは難しい。でも、動かなければ、心も漂うまま。かな?2016/07/09
はすのこ
2
ノーウェアという思想は面白い。内容は抽象的。2016/01/05
izumi
1
どんな時間も有効に使わないと惜しいと思ってしまう。空いた時間があれば、何かしないとと思ってしまう。そんないつも何かに追われている人にとって、静かに佇むことこそ、最も必要なことなのかもしれない。2016/11/15
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