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内容説明
大神官就任式の最中、イスファの仕向けた暗殺者がイリスに迫る。
しかし、暗殺者であるモロー族の男・ゲイルの魂に触れたイリスは、ゲイルを自分の元に置くことを決めた。
大陸変動による人類滅亡の危機から民を救うべく、イリスはアスカンタ遷都計画の第一歩として、弟タジオンの戴冠式で遷都を“予言”するが…。
本作は過去に単行本、文庫と2度刊行されましたが、雑誌掲載された美麗なカラーページはほとんど収録されていませんでした。
今回の“愛蔵版”では、現存するオリジナル原稿を新たにスキャニングし、扉絵やカラーページなども原稿のまま可能な限り収録。ファン必携のアイテムです。
<特別収録>
●連載第8回と第13回カラーページを、雑誌掲載時のままカラーで収録
●巻末に扉絵ギャラリーを収録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びっぐすとん
12
図書館本。イリスがどんどん大神官らしくなっていく。物語が描かれている紙面の下にもずらっと広がっているようで、行間を読まないとこの世界観を完全には理解できないような気がしてくる。大地震は来るのかな?そしてどうなってしまうのだろう?2024/08/23
ぐっち
12
高いよ、復刊ドットコム。でも満足な内容。「さめぬ恋など最悪に近い」。イリスは高嶺の花すぎますね…。ゲイルのエピソードも好き。2014/08/23
そのじつ
8
第2巻。このシリーズでは全4巻らしい。負った責務の大きさにより、イリスのまなざしは遠く広くを見る。人の情感ではなく、うつつ世での有り様を見てしまうくだりとか、イリスの持つ国単位のマクロの視点をうまく言い換えている。力がどこから来てどこへ流れてゆくのかを見定める視点など、非常にSF的でワクワクする。「幻視者」というSF的鍵が、有効にしかも美しく機能していてゾクゾクする巻。イリスだけでなく、少年首長のカラの心理的変遷や国王の複雑な胸の内なども丹念に描かれる。しかし言葉少なで読み手の読み取る力も求められる。2014/08/25
かんけー
6
イリスは言う。「大きな災厄が降りかかるだろう、これは予言だ。アスカンタはもう危ない」...と。然しタジオンは本気にしない、「遷都などは問題外だ!」二人の意見は物別れに終ってしまう。前巻でも地震?の事に触れていたがやはり、大地震が起こるのだろうか..?夏至祭と云う祝祭でシリンは御祝いの踊りを披露する。その最中イリスが暴漢に襲われる⁉︎然しイリスは少しも騒がず、モロー族の青年に「助けを請うたのはおまえか?」と逆に問う。其の青年はイリスの言葉にただひれ伏してしまう。イリスの神々しいまでの御身が静かなそして2015/02/25
IENEKO
2
旧版既読。再読。2014/11/20