内容説明
土木・道路工事や非常の災害対応、雪国では公道の除排雪と、住民生活の基盤を支える役割を担う地域の建設業。
公共投資の減少や人手不足など社会情勢が著しく変化する時代に、北海道でその土地の歴史とともに歩んできた建設業ならではの発想で生き抜く企業を丹念に取材。現場の目線から生まれた「地域産業としての建設業」の実践事例を紹介する。
同業者減少に対応した緊急時対応のネットワークづくり、ITC技術を生かした情報化、地域密着の姿勢から生まれた食品産業への進出や新技術の開発など、北海道を舞台に活動を続ける建設業を「地域づくり」の視点で捉えた一冊。
2014年8月発行の『地域とともに生きる 建設業』第2弾。
目次
はじめに
第1章 いのちと暮らしを守る
コラム 地方の眼―1 「事業仕分け」の限界
第2章 個のやる気を引き出す
コラム 地方の眼―2 ソーシャルキャピタル
第3章 食料生産を支える
コラム 地方の眼―3 土地を変える技術
第4章 小さなまちから世界へ
コラム 地方の眼―4 インフラクライシス
第5章 目の前にある小さなニーズをビジネスに
コラム 地方の眼―5 ブルー・オーシャン
第6章 技術を生かして海外へ進出
コラム 地方の眼―6 ODAによる海外展開
第7章 “公”の役割を担う
コラム 地方の眼―7 コンセッション
第8章 地域資源を発掘し、まちを元気に
コラム 地方の眼―8 新幹線開業
第9章 地域内連携への挑戦
コラム 地方の眼―9 平成の市町村合併
第10章 地域エネルギーの活用
コラム 地方の眼―10 エネルギーの地産地消
第11章 次世代につなぐ人づくり
コラム 地方の眼―11 無名碑
第12章 地域経済を牽引する
コラム 地方の眼―12 観光産業は都市産業
第13章 地域の伝統的な資源を生かす
コラム 地方の眼―13 地域資源、伝統へのこだわり
ほか