内容説明
平成24年から、神社本庁監修による「神社検定」が始まりました(主催/一般財団法人日本文化興隆財団)。
神社本庁とは、全国約八万の神社を包括する組織です。平成28年6月には、「第5回 神社検定」が行われます。
毎回、テーマが設けられ、平成28年の3級のテーマは「神社の基礎と神話」、2級のテーマは「神社の歴史と万葉集」、
1級は特にテーマを設けず、ほぼすべての神社検定公式テキストから総合的に出題されます。
この公式テキスト3『神社のいろは 続(つづき)』は、大好評だった公式テキスト1『神社のいろは』の続編です。
歴史に重きをおいて神社や神道のことが詳しく解説されています。2級試験は、この『神社のいろは 続(つづき)』から約60%が出題され、
別売の公式テキスト8『万葉集と神様』から約20%、公式テキスト2『神話のおへそ』から約10%、
季刊誌『皇室』67号~70号から約10%が出題されます。
検定を受ける人には必須、受検しない人でも神社の正しい知識を身につけたい人にはうってつけの本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
烟々羅
23
神道思想史が七割、シリーズの1で書きそびれた個々の神社の縁起が三割。 思想史は、神社の勢力抗争の側面が強く、勝者と敗者がいるところが文学や哲学の思想史と違う。「この本は現在の勝者である(伊勢)神宮の派閥によって書かれていますが、ほかの派閥のことも忘れちゃいけません」読むのは面倒くさいが、敗者が抹殺されずに公式テキストに採り上げられるのは素晴らしい。伝奇小説書きはここまでふまえないと間違いよばわりされるのかとうんざりしそう。 神社紹介、前年のテキスト1にないことをいぶかしむ問い合わせのあった順の紹介だろう2013/05/26
rosetta
13
宗教なんてフィクションでしかない。特に日本の神道では八百万の神がそれぞれ別名を持っていたりして、そこに死んだ人間まで祀られてくるのだから混沌の極みだ。誰かが系統建てて拵えたものではないから後付けの理屈で無理やり弥縫する。神社が神宮寺を寺が鎮守社を持ち仏教との関係もなんでもあり。要するにやっていることはポケモンと一緒。神が和魂や荒御魂になるのはポケモンが成長したりするようなもん。別々の神社で同じ神を祀るとか分祀するとか、まさにポケモン集め。でもこのいい加減さが健全な信仰だと思う。「聖お兄さん」が許される国2019/02/17
コサトン@自反尽己
6
神社検定弐級用のテキスト。受検するために購入したが、ちょっと日数がかかってしまった。内容は、神社や神道の角度から捉えた、古代から近現代までの日本史の本、といったところか。日本史に興味がある方や専攻した方、よく神社参拝されている方などには、それなりに満足いくものではないかと思う。それにしても、弐級は出題範囲が広い。このテキスト以外にも対象のものが数冊ある。残り3週間で、なんとか復習して結果に繋げたいものである。その反面、検定が全てではなく、日本人の知識として知っておきたいことだなとも思っている。2016/06/02
りー
6
歴史の教科書じゃんコレー!歴史が苦手すぎて頭に入ってこない。2013/05/22
まっさん
3
歴史と宗教は切り離せないのは世界共通、信ずる神以外は排斥されるが、日本の独自性は、神世に仏教も取り込まれ共生していることに尽きる。しかも学問として確立している。個人的に神道は宗教というより、日本人の生活習慣、民族性の根源だと思う。2013/05/29