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内容説明
青森から福島まで、歩いて歩いて700キロメートル。たったひとりで著者は被災地を取材し、さまざまな街でさまざまな人と出会い、語り、食べ、ご朱印をもらい、悩み、涙し、ひとつの物語を紡ぎました。それは、日本のまったく新しい「巡礼の道」の物語。この道がいつか福島のあの地まで届きますように…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Naomi
14
青森県の八戸市から、岩手、宮城を通り、福島県相馬市まで海岸線に遊歩道を作る「みちのく潮風レイトル」作者自身の取材を元にしたフィクション漫画。後半になり、内容が重くなっていき、読んでいてつらい場面もありました。これが現実、知ることが大事です。漫画にしてくださって感謝です。2017/09/23
nbhd
12
よいマンガを見つけたと思う。実存マンガだ。電車の中で、涙ぐんでしまった。①被災地お涙ちょうだい話を書くことに疲れたライター、②マンガのスキルは復興の役に立たないとするマンガ家、③東北出身の母親をもつ学生が、青森から福島までの東北沿岸の道「みちのく潮風トレイル」を歩く、取材にもとづくフィクション。被災地との距離感、復興と観光のはざまにある道中の迷いが、濃ゆく描き込まれていて、東京に住み続けている僕としては、ずしんと残るものがあった。2020/10/28
akapon
4
(前編の続き)考えさせられるのは確かである。まあでも深刻な場面とゆるい場面とのバランスが良く読みやすいのでみんな読めばいいのにと思う。作者さんは東北学院大学の卒業生で、この漫画を描くに当たり実際にルートを踏破したり現地の友人・知人の話を聞いたりなどの取材をしたとのこと。震災後に現地に向かった床屋さんやラーメン屋さんのように漫画という「技術」で被災地の復興に何か貢献できることはないか、と思ったのがこの漫画を描いた動機らしい。これ絶対に貢献になるよと率直に思った。俺は行ってみたくなったから。2016/02/26
ゴロウ
3
著者が漫画でやろうとしたことはできていると感じた。2016/03/06
犬養三千代
2
いま、開いてもちょっと勇気が出ます。2016/06/29