内容説明
幽霊と「話す」ことができる警視庁特殊捜査室の柏木刑事。被害者の「霊」への事情聴取のために、遺体のある病院へ向かう…。そこで見えてきた病死偽装、医療詐欺、そして更なる欲望渦巻く犯罪疑惑が浮上する。人間味溢れる幽霊をはじめ、超個性派が続々登場!楽しく、胸が熱くなる、ほんわか推理!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
53
特殊捜査班と言うだけあって柏木だけじゃない、変わり種?異能者揃いの面々・・たかが4人だけど・・が初登場。清水先輩は柏木を上手く捜査に役立たせているが、秦野さんのおっかなびっくりは普通の人の持つ感覚だろうな。今回の作品は、「恋していた死体」が臓器売買を摘発するのです。幽霊たちと話せる人なんかいないけど、幽霊さんはおしゃべりで私達の周りで「ねぇちょっとそこのあなた!私の話も聞いてよ~」なんていってるかもしれない(#^^#)。柏木さんの存在は偉大です(笑)2018/05/09
のほほん@灯れ松明の火
23
このシリーズ、そんなに怖くないと思っていたのに、2作目はドクター榊原とその助手が、ちょっと怖かったです…。幽霊よりも生きてる人間の方が、よっぽど ひどいです。本編の犯人探しよりも 探偵の新堂さんが、死んでからも まだ純愛(?)を貫いて、小夜子さんを心配したり、気遣っているのにジーンとしてしまいました。曲者揃いの警視庁特殊捜査室を束ねている室長が、実は何気にすごい人なのでは…と主人公の柏木さんより 気になっています。2012/03/14
ゆう
19
図書館本。前回と同じように短編かと思ったら長編だった。元刑事の死因(本人は病死だと思っている)を解明するうちに思わぬことが発覚していく。色んな人が出てきたけど、これでメンバーはそろった感じなのかなぁ。桜井くんのキャラがいい。幽霊と話せる、ワンコと話せる、透視で自殺か他殺かわかっちゃう…なんて濃い人たちが集まる係なんだ(笑)2015/04/10
ネムコ
18
安定した面白さ。柏木さんってば苦労してますね。美味しい乳製品を差し入れてあげたい。2014/09/17
ミヤ
17
警視庁幽霊係シリーズ第2弾。柏木さんの所属する特殊捜査室の面々が初登場。中年同士の純愛に涙が出ちゃいました。生きてても死んでいても愛の為なら何でも出来る。それ程に人を好きになれるって幸せだという意見には強く同意します。本格的に守護霊を目指す宣言した結花の今後に注目ですね。2012/07/07