講談社文庫<br> 星籠の海(上)

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講談社文庫
星籠の海(上)

  • ISBN:9784062933100

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内容説明

瀬戸内の小島に、死体が次々と流れ着く。奇怪な相談を受けた御手洗潔は石岡和己とともに現地へ赴き、事件の鍵は古から栄えた港町・鞆(とも)にあることを見抜く。その鞆では、運命の糸に操られるように、一見無関係の複数の事件が同時進行で発生していた――。伝説の名探偵が複雑に絡み合った難事件に挑む! 二〇一六年六月四日公開、玉木宏主演映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』原作

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

165
本書はシリーズの中でも比較的万人受けするミステリだろう。が、死体が流れ着く島からやがて地方都市で繰り広げられる新興宗教の陰謀へと繋がり、そこに一介のベビーシッターの過失が奇妙に絡まって、更には村上水軍に纏わる『星籠』という兵器の謎と歴史ミステリの要素もありと単純な犯人と殺人方法を探るだけのミステリに留まっていないのが御大島田の凄さだ。ただかつての古代エジプトやタイタニック号沈没などのエピソードに大部の筆を費やし、一大伽藍を築くような荘厳たるミステリを経験してきた一ファンとしては物足りなさを覚えるのも確か。2016/09/07

mocha

113
登場人物それぞれのドラマが、それだけで一本の作品になるくらい濃密。大絵巻の部分部分をクローズアップして見ているようだ。御手洗さんの驚異の観察眼が冴えわたり、変人ぶりはやや控えめかな。たくさんの謎がどう繋がり、どんな結末に向かうのか、下巻が楽しみ。2016/06/02

nuit@積読消化中

89
映画化と聞いて久々に島田荘司の長編を読む。あれれ、しばらく読んでない間にだいぶ御手洗潔の毒が抜けた感じがする。。。が、つかみは素晴らしく、瀬戸内海の興居島に謎の死体が浮かぶというところから事件は始まり、新興宗教やら、なんとも壮大に歴史も絡んでくるというてんこ盛りっぷり!こんだけお話が広がってくけど、これを御手洗がどのように収束していくのか下巻に期待です!2016/05/01

りょうこ

71
もう御手洗さんのシリーズは順番通りに読むのは諦めました(笑)読みたいのから読む!後はゆっくり時間かけて制覇するという事でww上巻なのでまだまだ謎は色々残ってるので感想は下巻にて!さてと!下巻に突入ー!2016/06/07

やっちゃん

67
ちょっと石岡くんの出番少ないけど御手洗とのコンビは久しぶりで嬉しい。それなりの伏線を張るのではなく潔が天才すぎていきなり正解してしまうのはどうかと思うが。まあ御手洗潔だから仕方ない。歴史を跨いだ壮大なプロットで後半も楽しみ。2023/06/14

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