ディスカヴァーebook選書<br> 感情的にならない話し方

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ディスカヴァーebook選書
感情的にならない話し方

  • ISBN:9784860815448

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内容説明

ベストセラー『感情的にならない本』続編。
本書では、精神科医の著者が、どうすれば、「感情的にならずに話せるのか」をテーマに、その具体的方法と感情の対処法を提唱します。
人間は感情の生きもの。だから、感情的になってしまうこと自体は仕方がありません。
だれかと話していて、イライラ、ムカムカしてくること、不快になることは誰にでもあります。
しかし、話しの相手は、職場の人、仕事の相手、日常生活でつきあわなければならない人。今後も顔を合わせなければならないし、利害も絡んできて、関係を悪くしてはならないのです。
感情的になるわけにはいかない。にもかかわらず、怒りを抑えることがむずかしい。
こういう場合でも、最低限『怒鳴る、いらつく、相手を傷つける悪意のある言葉を吐くといった「感情的」な態度や行動を表に出さない』というルールを守ろう、と決めておけば、
少しは自分を見失うことなく切り抜けることができるとアドバイスします。
他に「感情的にならない話し方」の基本は、
●リラックスして話しの流れに任せる
●話しの目的を忘れない。
●「言い過ぎた」「やり過ぎた」と思ったら、すぐに修正する
この点をふまえ、本書では「感情的にならない話し方」の方法と考え方を具体的にアドバイスしていきます。
●「悪いのは相手」と思い込まない
●ゆっくり話す
●沈黙で「間を置く」のは効果的
●「と思う」とやわらかく応じる
●相手の言葉をいったん受け止める
●「わたしの間違いかも」と先に認める話し方がいい
●「考えておいて」と急がせない話し方がいい
●「ありがとう」を口にすると心が落ち着いてくる
●うなずくことは従うことではない (他)

(※本書は2016/5/27に発売し、2020/12/25に電子化をいたしました)

和田秀樹(わだ ひでき)

1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒業。
東京大学医学部付属病院精神神経科、老人科、神経内科にて研修、国立水戸病院神経内科および救命救急センターレジデント、東京大学医学部付属病院精神神経科助手、アメリカ、カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック(アンチエイジングとエグゼクティブカウンセリングに特化したクリニック)院長。1987年『受験は要領』がベストセラーになって以来、大学受験の世界のオーソリティとしても知られる。
著書に『感情的にならない気持ちの整理術』『50歳からの勉強法』『医学部の大罪』『脳科学より心理学』『悩み方の作法』『40歳からの記憶術』『一生ボケない脳をつくる77の習慣』(以上、ディスカヴァー)『テレビの大罪』(新潮新書)『感情的にならない本』(新講社ワイド新書)『受験は要領』(PHP文庫)など多数。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けぴ

45
日頃、心がけていても感情的に話てしまうことってありますよね。感情的になるのは人間として避けられないけれど、感情的に話して人間関係まで壊しては元も子もない。そこはテクニックとして感情的にならないように話をしましょうという本。「言いたいことはわかる」と相手の意見を否定しないで受け入れてから自分はこう思うと述べる、「わたしの間違いかも」と自分が間違っていれば素直に認める、「考えておいて」と相手に十分考えさせて即答を求めない、など実践的知識は役に立ちそう。 2022/09/24

roatsu

14
仕事や家庭、友人らと織りなす自分の生活を感情がもとでこじらせないために有用な話し方、というよりはその前の心の持ちようを平易に説いた一冊。勤め人であればヒラよりも上下とも関係者を持つ立場に就いて、うまくいかない経験を持ってから読むとより心に響くかも。威勢のいい人間が慎重な相手の熟慮を無視して時間を与えず、意思表示を求めるやり方は振り込め詐欺と一緒だ、というのはその通りだろう。そしてそのような乱暴なやり口を果断と評する風潮がある日本人の浅慮さを憂う。米国大統領選の事例もなるほどと感じた。2016/08/12

そら

13
シンプルで、内容がすーっと伝わり、とても参考になった。言葉って難しいし、感情が互いに入ると話の方向が違ってきてしまう。すれ違い、誤解を産み、互いの受け取りかたの結末が全く違うものになる。だから「言った」「言わない」の泥試合になる。【何を話し合っているか?目的を忘れてはいけない】【リラックスして流れに任せる】【挑発に乗らない】【ゆっくり話す】【断定をしない】【人格を否定しない】【一歩譲る】この本から学んで、メモをしたこと。忘れないように付箋にかいて、ドレッサーの鏡に貼っておくことにしよう。2020/07/31

ophiuchi

11
感情的になりやすい人たちはこういう本を読まないだろうな。「自分の間違いを認められる人は器が大きい」というのはその通りだと思う。批判されるとすぐ感情的になる安倍晋三の器は極めて小さい…2016/11/18

おせきはん

9
誰が言ったかではなく何を言ったかで判断する「属事思考」と、「……と思う」「そういうこともあるね」「言いたいことはわかるよ」などの「決めつけから自由になる」言葉や「ありがとう」と言える心のゆとりを持ち続けることの大切さを確認できました。普段の生活の中で心がけます。2017/10/08

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