内容説明
海賊と誤解され捕まったピニャを、奇策を用いて救出した伊丹は、捜索隊の到着を待ちつつ人魚の村に潜伏していた。しかしピニャが皇太女だと気付いた勢力が、彼女を政治的に利用しようと、血眼になって二人を追い始める。一方、伊丹遭難の報を受けたエルフの娘テュカ、魔法少女レレイ、ゴスロリ亜神ロゥリィは大慌て! 自衛隊のヘリに乗り込み、アルヌスから紛争地帯に急行する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
23
ローリー、レレイ、テュカの現状説明と捜索隊に参加するまでの経緯が半分以上。その後が前巻の続きになっていた。帝国皇太女ピニャを海賊ローゼと勘違いして捕らえたが、元帝国軍の100人隊長がピニャの顔を知っており、外交のカードに使用しようとしたが、領主子息の仲間達と伊丹でピニャを救出し漂流時に助けてくれた村落にお世話になるが、、包囲網が狭まってしまい逃げる事になる。逃げ足の伊丹は伊達じゃ無いww2020/09/04
ナカショー
16
外伝というより第2部といった方がしっくりくる外伝第一弾の下巻。伊丹が旅立つ前のテュカ、レレイ、ロゥリィの3人に視点を当てたそれぞれの出来事と、伊丹が行方不明になり探すために立ち上がる話。ピニャは料理スキルを磨いて女子力がアップ。一気にヒロイン力を高めましたねw面白かったです。2016/01/20
ぺぱごじら
14
『伊丹、失踪』の報に接する前後の『自称・嫁』たち四人の背景と行動の話が、色々次に繋がりそうな暗示。オタクで怠け者ぶっていても、やるときはやる(死なない程度に)姿にトキメく乙女たち(100歳以上が過半数)だが、その姿でも惚れてくれるのかと考えると、やはり恋は盲目なんだな(笑)。皇太女様、随分積極的で…。2015-1302015/08/19
Susumu Miki(Dik-dik)
13
外伝というか、ストーリー的には普通に続編でした。ピニャ殿下は伊丹との逃避行の間にいくつかの料理を覚え、女子力アップ(笑)。伊丹に不信感を持つ者たちが、結果的に三人娘(ロゥリィ/テュカ/レレイ)の部下のような有様に…(笑)。2015/07/20
サケ太
11
番外編というより、完全に続編。苦難を乗り越えた表紙の三人娘も新たな立場で奮闘している。三人の現状が語られ、不穏な気配もチラホラと。ピニャは今回の冒険だけでも大分たくましくなった印象。伊丹との逃避行はあっさりと終結。読みやすい。2015/07/06