内容説明
あの内戦から一年――。 リューカ姫を日本に連れて行くという約束を守るため、再びセリカスタンの地を踏んだ龍也。 出迎えてくれたリューカ姫の笑顔とは裏腹に、国内情勢は政府と有力部族であるナガス族の間に生まれた不和によって一触即発の状態だった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nas
2
面白い! サブカルチャーで情報戦に勝つという夢のある話だけど当時より今の方が現実感ある気がするな。本文中でもあるように理想だらけの話なのかもしれないけど良い物語だったわ。次でエピローグを1巻やって終わりってことかな、1巻読んだときはどうかなと思ってたけど楽しいシリーズになったなぁ2020/05/03
浮草
2
今度は萌えキャラ動画で世界を巻き込む!この世のすべてが軟弱者になるのが平和、なかなか含蓄のある言葉。2018/09/03
Humbaba
2
今まで動いていたものを急に変更するというのは容易ではない。特に、それが大きくなればなるほど変化に要する時間は長くなる。歪が生じていたとしても、それまで動き続けていたものを何も知らない人が急に取って代わろうとすればすべてが壊れてしまう。理想を掲げても、全てが全てすぐに実現するわけではない。2016/02/19
ましゅ
1
この小説の何がすごいっていうと、タツヤの考えつくアイデアが軍人の考えるアイデアでなくオタク少年が考えそうなアイデアなところがすごい。おまけに、戦わずして勝つというのを一貫として行い、今回はどうしようもないから多少の犠牲が出ても・・・なんていうシーンがないところもいい。2011/02/03
オジ
1
二巻くらいまでが良かった。それ以降は構造的に本物の実力を身に付けて、本当のシマオオカミになる通過儀礼が必要なはずなんだけど、それが弱い。もっと名声と今の自分とのギャップに悩む描写があってもよかった。でもそういう醜いシーンをやらないのもライトノベルとしてはアリなのかなー。楽しかったです。2010/02/09