内容説明
宇宙の存亡をかけた最後の戦いが幕を開ける!! 趙公明(ちょうこうめい)をなんとか退けた太公望(たいこうぼう)と楊セン(ようせん)だが、呂岳(りょがく)の策略で崑崙(こんろん)が壊滅状態に陥ってしまう。さらに金鰲(きんごう)から聞仲(ぶんちゅう)が直接攻め込んできて絶体絶命のピンチに!! 一方そのころ人間界では、音楽による宇宙統一を目指す妲己(だっき)たち“三姉妹(トリニティ)”と紂王(ちゅうおう)によって、宇宙最大規模の超巨大ロックフェスが開かれようとしていた!? さらにすべての事件の裏側にひそむ不気味な黒幕“天”なる存在を語る太上老君(たいじょうろうくん)。人間界、仙人界双方を含む全宇宙の運命を任された太公望のとる策とは……!? 美少女と宝貝(パオペエ)が入り乱れる新解釈封神演義、すべての謎が明かされる怒濤のクライマックス!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柏葉
4
森田季節流封神演義完結巻。2巻読了時到底3巻でまとめられるような内容ではないと感じたためてっきり打ち切りかと思ったのだが、あとがきを読む限り想定通りっぽい。なぜ楊戩ルートじゃないんだ……楊戩ルートだったら百店満点だった。太公望も李誕がいるから無碍にできなかったのかしら。それとも思春期っぽいいじらしさで素直になれないのかしら。どう見ても両肩想いだからくっついちゃえばいいのに!フジリュー版封神演義の凄さを改めて感じた。太公望や趙公明などのイメージがたびたびフジリュー版で頭に浮かんで来て、打ち消すのに苦労した。2016/01/31
1_k
2
順当に完結したのはいいんだけれど、次回作のインパクトが強すぎてそっちの方が気になって仕方がない。森田先生は、もっと野に解き放って自由に書かせた方がすげえ作品がバンバン出てくると思うので、好きにやらせる編集部の方針は大正解。あと、スープーはシリーズ通して可愛かったな。こういう体育会系なら大歓迎だわ2016/02/28
HANA
1
シリーズ最終巻。どんどん戦っていく相手のレベルが上がっていきすぎて最後はそこまで行くか、と思ってしまったけれど全体的にまとまっていたので良かった。にしてもやっぱりマンガと似ている箇所が所々に見えてしまうので太公望の三角関係がどうも違うように見えてしまう。2016/03/07
ぼーぼー
1
話が進むにつれ、登場人物の規格外レベルが跳ね上がっていく最終巻。戦争は決着がついたものの、ニートとエリートとチートの三角関係はまだ続きそうですね。仙人という超常の存在がメインのためか、ピンチの状況でもあまり危機感が湧かない独特な雰囲気の作品でした。2016/02/29
如月
0
2巻と上下巻ぽくなってしまって、太公望モテまくりですな…としか思えなかった。表紙はスープーだが、あの胸を押しつけられたなんて、うらやましいぞ、太公望。2016/02/07