内容説明
「ほしみる」を探しだし焼き尽くせ──謎の言葉を遺し足利義満は死去した。放置すれば天下を逆(さか)しまにするという「ほしみる」の正体、そして在り処は? かくして、四代将軍・義持が、母親を人質にしてまで、その探索に遣わしたのは……誰あろう、主人公・一休宗純。だが、さまざまな怪異、苦難が、一休の前途を阻むのであった!──面白さ比類なし。朝松健の自信作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
辺野錠
3
主人公が明式杖術を操る一休宗純と言うのがそもそもユニークと思った。彼が探し求める「ほしみる」は天地がひっくり返るというから超常的な存在かと思ったらその正体は意外と手堅いものだったというギャップも面白い。敵の正体が最初に読んだ時は知らない人だったが今は某ゲームの影響で伝わりやすくなったんだろうかと思った。2019/08/31
のぶ
1
電子2022/11/19
冬至楼均
0
やはり何故11年も経ってから一休にこの仕事をさせたのかに必然性を感じない。義嗣がほしみるを手に入れても使いこなせなかっただろうなあ。2014/01/14
hroko
0
「一休宗純」を題材にした歴史小説風の伝奇もの、というよりは、古めのコンシューマーゲーム機のRPGのノベライズ、それを和風にしたような、そんな感じの物語...冒頭の忍者のダンジョン攻略シーン、一休の「少林寺拳法」な杖術によるアクション、禅や一休の伝記を題材にした描写、探索目的の「ほしみる」の絡繰りなど意外な結末など、独特の雰囲気でRPG風の物語を娯楽作品として楽しめます。2013/10/06
青緑
0
期待値が高かったからか、いまいちのめり込めなかった。伝奇ものは好きなんだけどなぁ。2013/03/06