てんとう虫コミックス 大長編ドラえもん２０ のび太の太陽王伝説

著者名：藤子・Ｆ・不二雄【著】

小学館（2016/02発売）

• ISBN：9784091417602

内容説明

●あらすじ●ある日、ひょんなことから太陽の王国・マヤナを訪れたのび太とドラえもん。2人はそこで、のび太にそっくりなマヤナの王子・ティオと出会った。ドラえもんとともに、タイムトンネルで日本を訪れたティオは、テレビや車、ガスコンロにカップラーメンなど、現代の技術に驚く。「もしかしたら、宿敵である黒魔術師・レディナをたおす秘策が、この国で見いだせるかもしれない」と考えたティオが、もっと日本を見てみたいと言いだしたために、のび太とティオは入れ替わって生活を始めることに！　だが、ある日、のび太になりすましていたティオがジャイアンをなぐってしまい、ドラえもんは2人が入れ替わっていることを、ジャイアンやスネ夫、しずちゃんに告白する。興味を持ったみんなはさっそくマヤナ国を訪れ、楽しい時間を過ごしていた。ところが、その夜、ティオの仲間である女の子・ククがレディナにさらわれてしまう。単身ククを助けに向かったティオを追って、のび太たちは闇の神殿へ…！！　はたして、のび太たちはククを救うことができるのか？　夢と友情の大長編シリーズ・感動の第20作、ついに登場！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[海猫]

ひみつ道具・タイムホールが古代マナヤ王国と繋がってしまう。出会った王子ティオがのび太にそっくりで…。藤子・F・不二雄プロ作品なんだが、お話の展開のさせ方がF先生らしくない。それがダメってわけじゃないんだけれど、なんか違和感がある。のび太とティオが入れ替わって騒動になるあたりはアイデアやギャグの飛躍が小さくて、物足りない。そこより本格的に古代の冒険が始まってからが、本番か。身分が高いゆえに傲慢だったティオが優しさを知り、成長する過程はけっこう読ませる。のび太との友情パワーでラスボスに勝つのは、後味が良いな。

2021/03/10

[山田太郎]

のび太そっくりさんモノというか他にもなかったか、そっくりさんがでてくるの。結局何者だったんだ、あのばあさん。絵柄もいつもの感じでこれはよいと思いました。あんまり暑いこともないので、クーラーつけて寝るかどうするか悩むな。

2020/07/22

[結葉天樹]

タイムホールが古代マヤナの国に繋がってしまった。そこの王子はのび太と瓜二つだったことから始まる入れ替わり。尊大で傍若無人なのび太（そっくりな王子）と言うのもなかなか新鮮だがかなりのトラブルメーカー。それでもママ、しずかちゃん、のび太のように正面から身分を気にせずぶつかってくれる相手には心を動かされていたように見える。魔術師のレディナにさらわれたククを追って久しぶりのドラえもんの道具無双。オチが単行本版のドラえもんらしかったのはちょっと懐かしかった。

2021/02/04

[海藍]

【大長編20作目：映画公開2000年】のび太たちは学芸会で「白雪姫」をやることに。ジャイアンが王子さまになるといいだして万能舞台セットを持って帰ってしまった。のび太たちはそれをとりもどそうと、タイムホールとタイムトリモチを使ったが、ジャイアンに見つかってタイムホールは故障してしまう。ところがその瞬間、時空の穴から奇妙な動物が入り込んで、のび太のテストを持っていってしまった。その動物を追ってタイムホールの中に入って行くと、そこはマヤナ国という国で、のび太くんそっくりの王子・ティオという少年に出会う。

2013/06/09

[二条ママ]

6歳。図書館本。独り読み。

2017/09/05